<3月31日のメインレース>
・アリエスステークス【中山】
・美浦ステークス【中山】
各メインレースを振り返っていきます。
馬券の感想、反省点などを述べつつ、次走以降気にしておくべき馬についても述べていきたいと思います。
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アリエスステークス
本命のドライゼが1着ーーー!!! …だったんですが、なんと相手がいないという… ワイドだったのに…
というか前日予想してた時はドライゼ確か8番人気かそこらだったのに、最終的には4番人気っていうのが一番の驚き…
穴狙いしたつもりだったんですがねぇ…
まあこのレース持ちタイム的にイマイチな馬が多くて、忌憚なく言えば低調なメンバー構成だったわけです。
ドライゼは近走成績はイマイチですが、3歳時には不良馬場の中山ダート1800mを1:50.7で走っていますし、力を出せる状態なら勝負できる相手でした。
まあただ、繰り返しになりますがメンバーレベルはやや低調だと思うので…上位に食い込んだフォレストキャットもリバートゥルーも、次走でも期待できるかは慎重に考えた方が良いと思います。
あとクレメダンジュの直線の斜行により、ヘニータイフーンとメイショウオーロラが不利を受けました。
特にヘニータイフーンは外に出そうとしたところで寄って来られてしまったので、ちょっと不利が大きかったですね。
反面メイショウオーロラは、不利無しにしてもちょっと推進力に欠けた印象です。
前走では場群の中にいれて競馬が出来ていたんですけどねぇ…本質的に砂は被らない方が良いという可能性はあるかも。
そして1番人気だったフラッパールックも下位に沈んでしまいました。
道中でミファヴォリートからのマークがキツかったことが敗因でしょうか?まあでもちょっと負け過ぎですね。
休み明けでちょっと体重が減っているので、体調面にも課題が有ったのでしょうか?
うーん、ちょっとわからないので次走も様子を見た方が良いかもしれません。
キタサンブラックカップ
このレース本命のテーオーダヴィンチは惜しくも4着…
スタートが決まったので、今回は枠も味方につけて前目のポジションを取りました。しかしレース後コメントで「最後ソラを使ってしまった」とあった通り、後続の馬に差し切られてしまいました。
次走もしかしたら後ろからの競馬をしてくるかもしれませんね。
差しが決まりそうな舞台だったら見直してみたいと思います。
人気薄のブリュットミレジメとサトノペルセウスがそれぞれ2.3着だったわけですが、お互い中々見どころある走りを見せてくれました。
ブリュットミレジメ内を器用に抜けてきましたし、サトノペルセウスは中団外目好意からしっかりと足を伸ばしての好走です。
次走を考えたときにより再現性が高いのはサトノペルセウスの方だと思いますが、マグレ差しはそんなに起こることではないので、ブリュットミレジメの方も次走で注目した位と思います。
ただ今回に関してはスズハロームが完全に強かったです。
この馬道中はサトノペルセウスの後ろにいたんですよね。
周りに馬がいなくてリズムよく走れたという要素は有ると思いますが、直線ではサトノペルセウスの後ろから、更に外を回っての差し切り勝ちなので、能力が違いましたね。
依然精神面の課題はあって、揉まれるような展開になるとどうかという部分は有りますが、レース後のコメントを見るにそういった難しさも少しずつ改善してきている様なので、これから更に楽しみな1頭だと思います。
最後に1番人気で5着だったジョウショーホープですが、1枠からの発走で前に馬も置けず、ちょっと難しい部分は有ったと思います。
結果差し決着となりましたが、先行してしっかり掲示板は確保している訳ですから、そう悲観するような内容では有りません。
美浦テークス
このレース本命のロジハービンは8着…
上がりの脚は使えていたんですけどね、元々トップスピードが有るタイプじゃないので、道中から上がっていけないとやはり難しい。
別にウッチーさんがどうって訳じゃないんですけど、誰か騎手固定した方が良いのでは?と素人考えでは思ってしまったり…
結果としてはキングズパレスの順当勝ちでした。
注目馬紹介でも言っていたんですが、この馬に関しては現に勝ち切れていないという部分をどう馬券に落とし込んでいくのかだけだったと思います。
まあ私は相手までとしたんですが…御見それしました。
ただ松岡騎手がレース後に「最後ささってしまった」と言っている様に、直線で内に斜行しているのですが、矯正するために松岡騎手が右鞭を入れた事で、ゴール手前で今度は完全に外を向いてしまっています。
この辺が勝ち切れない要因なのかなーとは思ってしまいますね。
次走も好走する可能性は有ると思いますが、勝つまではどうか、慎重に考える必要がありそうです。
2着だったコスモフリーゲンですが、一見すると差し決着のなかよく残している様な印象を受けます。
ただこのレースは前述のロジハービン然り、早めに仕掛けてくるような馬がほぼいなくて、結構ギリギリまで追出しを待つ事ができました。
ペースもそこまで早くなかったですし、この馬にとっては理想的な展開だったと思います。
結果2着ですし、評価を落とすような話ではないんですけれども、やはりハイペースになりそうだったらちょっと注意したい感じはあります。
3着だったドゥラモンドと、4着に上がってきたルドヴィクスは共に、存分に脚がたまった結果だと思います。
2頭とも道中は後方、且つ馬場の内側を追走しており、前述の通り全体的な動き出しも遅かったので、まあ存分に脚は溜まっていた訳です。
脚がたまればああいう競馬もできると解った事は収穫ですが、次走を検討するにあたっては展開の見極めが必要ですね。
なお3番人気で最下位だったアレグロモデラートは心房細動発症との事です。
次走に期待しましょう。
大阪杯
このレース本命のローシャムパークは2着…!
馬券はローシャムパーク1着固定の馬単だったのでハズレでした…
いやー…でもコレはもう仕方なかったと思いますねぇ…
先ずこのレース、思ったよりも各馬の先行意識が強くて、スタート直後結構先団が団子状態になっていました。
まあ最初のコーナーを迎えるころにはある程度隊列争いも決していましたが、ローシャムパークに関しては隣のタスティエーラのスタートが良かったので、この先団について行く選択肢は取れなかったと思います。
その後スローペースに落ち着いて、それを嫌った戸崎騎手がマクり気味に上がって行ったわけですが…そこで脚を使った分最後差せなかったのかと。
でもあそこで動かなければそもそも2着も無かったかもしれませんし…
まあとにかく、次走の評価を下げるような内容では勿論無いので、リベンジに期待します!
そして勝ったベラジオオペラですが、レース後に鞍上の横山和生騎手がコメントしていたとおり、先行して粘り切るような形に持込めると強いですね。
チャレンジカップやセントポーリア賞などがそうでした。
和生騎手は恐らくスローペースを見越していたんだと思いますが、スタート直後からアクションが大きく、最初からあのポジションを取ろうとしていたことが解ります。
結果スローペースにもなり、展開も向いたのは確かですが、とにかく操縦性が高そうで今後も大崩れしなさそうな印象です。
…さてここでソールオリエンスとタスティエーラについて触れていきます。
先ずソールオリエンス、気になったのがスタート直後の行き脚の悪さです。
鞍上の横山武史騎手のアクションが結構大きいんですよね。それなのに全く進んでいかなかったので、そういう意味ではブリンカー効果はイマイチ出ていないように感じます。
もっとも、向こう正面で上がって行く様な形は作れているので、終始手ごたえが悪いという訳では無いのですが… 4コーナー途中で鞭が入っていてとにかくちょっと前進気勢に欠けている印象があります。
そしてタスティエーラに関しては全く不可解な凡走に見えました。
終始存在感が有りませんでしたからね。レース後コメントでも「これだけ負ける馬ではないので、何もなければいい」とある通り、状態面が懸念されます。
2頭とも次走で変わってくる可能性は有るかもしれませんが、なかなか次走で重い印は打ちにくいかなと。
さて話を上位に戻して、3着だったルージュエヴァイユは、終始勝馬のベラジオオペラの後ろで競馬を出来ていたことが最大の好走要因でしょう。
この馬も展開が向いたことは確かですが、裏を返せば展開の利さえあればG1でもこれだけの結果を出せるという事です。
上り最速ですし、力は見せてくれましたね。
ステラヴェローチェは、1コーナーまでで少しゴチャついてしまって、位置取りが下がってしまいました。
しかしそれならと内目を立ち回る競馬に徹して、直線だけ外に出す競馬でしっかりと伸びてきました。
外に出したロスの分を差し引けば、恐らくルージュエヴァイユ並みかそれ以上の脚は使っていると思うので、とにかく調子はよさそうだなと。
まあ完全復活と言って良いじゃないでしょうか?次走も期待出来そうです。
ちょっとかわいそうな競馬になってしまったのがエピファニー。
スタート直後に思いっきり外へヨレたキラーアビリティと、内にヨレたリカンカブールに完全に挟まれる格好になってしまい、後方からの競馬を余儀なくされました。
まあそもそもそんなに行き脚の速い馬ではないので、不利が無くても今回は後ろからの競馬になったと思いますが、これで出バナをくじかれてしまったのは明らかです。
これが無ければ馬券内まで…とは言いませんが、次走でのリベンジに期待ですね。