<3月24日のメインレース>
・六甲ステークス【L・阪神】
・マーチステークス【G3・中山】
・高松宮記念【G1・中京】
各メインレースを振り返っていきます。
馬券の感想、反省点などを述べつつ、次走以降気にしておくべき馬についても述べていきたいと思います。
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六甲ステークス
本命のオニャンコポンは残念ながら9着…残り300手前ぐらいからは全く進路が無くてという状況で、今回も不発感はあります。
ただ直線を向いてすぐは進路が開いていましたし、良いときのこの馬ならあのタイミングで空いたスペースを突けると思うんですよね。
やはりいい時の状態と比較するとまだ一歩足りないんだと思います。
あとゲート内でもうるさかったので、集中力的な面でも課題がありました。
ただ一旦山元TCに出すという事で、少しお休みを挟むことになると思うので、リフレッシュしてまた頑張ってほしいなと。好きな馬なので応援しています!
さて勝ったボルザコフスキーですが、終始内々を立ち回る展開が功を奏した格好です。
直線も何もせずとも進路が空きましたからね、まあ展開的には恵まれたと言わざるを得ません。
ただレースラップをみると、2ハロン目が10.4と非常に速いものの、4・5ハロン目が共に12秒台なので、先行勢はしっかり息を入れる事が出来ていました。
実際先行したドロップオブライトが3着、シルトホルンが5着に食い込んでいますし、決して後方勢有利という展開でもなかったのですが、それでも飛んできた訳ですから馬自体も力がありますね。
次で重賞に出てきても注目かと言われれば微妙なところですが、相手次第では今後も見せ場は作れるのではないでしょうか。
2着だったワールドウインズも、道中は内々をうまく立ち回った事が好走要因だと思います。
最後外を選択しなければ勝ちまであったかもしれませんが、直線を向いた時点では、内を突いた場合3.4頭は交わさないといけない様な状況でしたから、まあコレはやむなしでしょう。
この馬も道中の展開に恵まれているので、次走の評価はどうでしょうか。
次走評価という点では4着のメイショウシンタケの方が注目度が高いです。
前述の通り、このレースは2ハロン目が早くて中盤がしっかり緩むペースになりました。
その結果前半は間延びした馬群になりましたが、後半ではギュッと馬群が凝縮、その結果外を回そうとした馬が余計に外に張り出されるような恰好になりました。
実際一番人気で11着になってしまったトゥードジボンなんかも、4番手追走とはいえコーナーでは4頭横並びの一番外の位置にいましたから、まあロスが大きかった訳です。
トゥードジボンは直線でも前が壁になって、更に外へと行かざるを得ませんでしたから、これでは届かないのもやむなしですね。
まあとにかく、外を回された馬には厳しいレースとなった訳ですが、メイショウシンタケはトゥードジボンよりも更に後ろ、更に外から4着まで追い上げてきているので、結果に反して内容はかなり派手だったと思います。
後方脚質の馬なので中々馬券の軸にはし難いタイプですが、次走も落ち着いた人気になる様であれば注目してみたいかなと思います。
マーチステークス
本命のキリンジは11着惨敗…
まず今回のレース、良馬場の割には時計が早いんですよね。
不良馬場の去年より早いので、対応できる馬が限られるレースになったと言えます。
キリンジは…まあ地方交流重賞で活躍してきた馬なので、こういう良馬場の時計勝負はちょっとダメだったかもしれませんね。
砂被りもあまり良くないので、(良馬場でも狙えるといった手前こんな事を言うのは躊躇しますが…)やっぱり脚抜きの良い馬場の時に見たいです。
あとこのレースはペースも読み違えていて、もっとスローペースになると思っていたんですが、思いのほか遅くなりませんでした。
結果内で脚を溜めつつコーナーで外に出したヴァルツァーシャル直線弾けた訳ですが、この馬はピッチ走法で、見るからにこういう乾いたダートが得意という感じがありますね。
何にせよこれで2連勝という事で、次走もこういう乾いた馬場なら注目ですね。
2着のミトノオー、3着のペイシャエスは良く粘りましたが、最後は脚が上がってしまったので、やはり作った流れがちょっと早かったのかなと思います。
ただミトノオーはまだしも、ペイシャエスは離れた2番手追走だったので、実績を踏まえればもうちょっとミトノオーに肉迫してほしかったところ。
まあでもハンデを考えたら致し方ないでしょうか。
1番人気6着だったブライアンセンスは課題が浮き彫りになってしまいましたね。
鞍上のレース後コメントにもありましたが、こういった良馬場で時計が早く、息が入らない展開は苦手としている様です。
3番人気13着だったウェルカムニュースも、同様の展開でちょっとバテてしまったのかなという印象です。
ただダート重賞でそこまでスローペースになる事は少ないと思うので、今後についてはちょっとどうでしょうか?
幸いにも2頭とも良馬場がダメなわけでは無いので、地方交流重賞とかに出てくるなら改めて注目してみたいかなと。
高松宮記念
このレース本命のビクターザウィナーは3着!しかし推奨馬券が馬単マルチだったので的中とはならず…残念ッ!
まあ最後内に進路を取っていればと思うところは有るのですが、前走同様スタートが早くて、この馬の競馬は出来ていたと思います。
香港から参戦ありがとうと、心から伝えたいですね。
そして新スプリント王者に輝いたのがマッドクール。
これは内を徹底して選択した坂井騎手がお見事でした。
土曜の段階から少なくとも直線は内の伸びは悪くありませんでした。
前半から促して積極的にポジションを獲りに行っていましたし、最後まで馬を信じて内を突き進んだ坂井騎手の作戦勝ちですね。
未勝利から4連勝を飾っていたりと、早くから素質を期待されていた馬ですが、ついにその才能が開花したように感じます。
大牟田特別の1:06.9とか、知立ステークスの1:07.2とか、速い時計にも対応できる自力もありますし、今後も楽しみです。
そして惜しくも2着だったナムラクレアですが、調教イマイチという声が結構囁かれていたのですが、結果杞憂だったという事かなと思います。
私も前走が馬体も絞り切れていないという点で、これまでとの違いを感じて評価を下げてしまいました。
最終コーナーの出口で一回外に進路を取ろうとして内に切り替えていますし、元々右鞭に反応し易くて、今回は埒ギリギリまで行ってしまっているなど、若干スムーズさを欠いた分最後差し切れなかったのかなと思います。
マッドクールと2頭で今年のスプリント界を引っぱってくれるのではないでしょうか。
1番人気で10着だったルガルは、レース前の会見で「左回りが苦手」と言っていた通り、適性の差が出てしまったのかなという走りになりました。
内に入れられず最後も外を回す格好になったので、この敗戦はやむを得ないでしょう。
ただ直線を向いてからも見せ場が無かったので、馬場にも原因がありそうです。
またルガルに限らず、外を回した馬は全体的に今回は展開が向いていません。
7枠のママコチャや8枠のウインマーベルなどは軒並み下位に沈んでしまいましたが、今回は参考外と見て良いでしょう。
4番人気6着のトウシンマカオ鞍上のルメール騎手は、敗因に馬場を挙げています。
まあこれは戦前から懸念されていた事なので、この馬も次走に期待です。
不満が残るのは、こういった馬場が得意なハズのビッグシーザー。
進路も良く、もっとやれていいと思うのですが…まだ本調子ではないというよりも、この結果が今のこの馬の実力なのかもしれません。
最後にラストランだったロータスランド・メイケイエール・ディヴィーナ。本当にお疲れ様でした。
次は母として、競馬場でその名が聞ける日を楽しみにしています。