4月28日 京都11R
このレースをデータの面から自分なりに分析していきたいと思います!
天皇賞(春)
先ずはコチラをご覧いただきたい。
このレースの人気別成績。
次に前走人気別成績。
これが前走着順別成績。
最後に前走上り順位別成績です。
ご覧の通り、当日は人気馬が順当に来ているし、前走から人気になっていた方が良いし、勿論前走も好走するに越したことはないし、なんらなら上りも最速で纏めてくれた方がいいというデータが出ています。
つまるところ、春の天皇賞は基本的に強い馬が強いレースをして勝つ舞台だと思います。
特に前走ぐらいは好走してきた方が良いです。
2004年のイングランディーレはダイオライト記念で2着になっているし、
前走で大敗して勝った馬はビートブラックぐらいです。
次に前走コース別成績を見てみましょう。
これも解りやすく、中山2500m、阪神2000m、阪神3000mに好走馬が集中しています。
という事でこれらのデータから考えれば…
阪神大賞典1.2.3着のテーオーロイヤル、ワープスピード、ブローザホーンか、穴狙いなら阪神大賞典と同じ阪神3000mの松籟ステークスを勝ったゴールドプリンセスか、という事になりますが…
ここで一つ、注目したいデータがあります。
勝馬の通過順位です。
視覚的に解りやすくするために、通過順位を色の濃淡で表してみました。
見ての通り黒いほど後ろ、白いほど前になります。
結構変動が激しいなと思いませんか?
最下段は通過順位の平均値になります。
2コーナーから3コーナーで平均して2つほど順位を上げている事が解ります。
逃げ切り勝ちもたまにいるのでこの程度の範囲に収まっていますが、逃げ馬を除けばもっと極端に順位差が出るはずです。
一応他のレースも見てみましょう。
前述の好走傾向がある3レースと、同じ長距離G1の菊花賞のデータです。
〇日経賞
〇大阪杯
〇菊花賞
とりあえず各最下段の平均通過順位だけでも見て頂きたいのですが、春天で好走傾向がある前走の3レースは、あまり似た通過順位を踏んでいないんですね。
しかし菊花賞だけはかなり近似したデータが出ています。
私はこれが長距離適性という事なんじゃないかなと解釈しました。
長距離に必要なスタミナとは、こういった道中押し上げていく様な動きが出来る余力の事なのではないかなと。
G1ではこういった長距離適性がモロに影響を受けます。
似たような距離で、前哨戦として結果も残している阪神大賞典では同様の傾向が見られないので、そこはG1とG2の違いなのかなと。
前述のとおり確かに阪神大賞典組は成績が良いですが、今回も好走できるかどうかを判断するためには、より消耗戦になった時にも戦えるだけの能力があるかどうかを冷静に見極める必要が有りそうです。
あと「長距離は騎手」という格言もありますが、やはりこういったレースだと道中垂れてくる馬もいるので、そこの巻き込まれないポジション取り、進路確保といった部分が「長距離は騎手」として表れてくるのではないかなと。
まとめると…
長距離を戦える総合力がモノを言うレースと言えそうです。
冒頭の話に戻りますが、これまで強い馬が強いレースをしてきている理由がしっかり有るんだなと、調べていて思いました。
前走成績だけでなく、出走各馬のこれまでのレースぶりを総合的に見極めて、春の盾を取る資格のある馬か、それだけの能力がある馬か、見極める必要があるのではないでしょうか。
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※参考にさせて頂いたサイト様
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