競馬のメモ帳

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【青葉賞'24】土曜の馬場予測と推奨馬

2024/4/27

東京11R 青葉賞【G2】

 

東京の土曜の馬場傾向を予測しつつ、青葉賞の推奨馬を1頭ピックアップしてご紹介します!

 

 

今週の投稿記事

先ずはこちらから今週投稿した記事をご覧ください!

 

 

青葉賞

先ずは先週日曜に行われた芝のレースを確認していきましょう。

 

サラ系3歳未勝利【2024年4月21日東京3R】

1着 ④パストラーレ 逃げ

2着 ③ハニーコム 先行

3着 ⑥モズマサニャン 先行

(スローペース)

サラ系3歳未勝利【2024年4月21日東京4R】

1着 ①ポルトフェリス 逃げ

2着 ⑤ルーベンス 追込

3着 ⑨トラストボス 差し

(スローペース)

サラ系3歳未勝利【2024年4月21日東京5R】

1着 ⑩バランスダンサー 逃げ

2着 ⑨ヴァイザーブリック 先行

3着 ④パーセルペパー 先行

(スローペース)

サラ系4歳上1勝クラス【2024年4月21日東京8R】

1着 ⑨ジュドー 先行

2着 ⑦ハワイアンタイム 先行

3着 ③アサクサヴィーナス 逃げ

(ミドルペース)

石和特別【2024年4月21日東京9R】

1着 ⑦ジェイパームス 先行

2着 ④ヴィルトフリーゼ 差し

3着 ⑧ルクスビックスター 中団

(ハイペース)

サンスポ賞フローラS【2024年4月21日東京11R】

1着 ⑧アドマイヤベル 中団

2着 ③ラヴァンダ 先行

3着 ⑬カニキュル 追込

(ミドルペース)

 

最後にクッション値を比較します。

4/21(日)7:00・・・9.5

4/26(金)10:00・・・9.4

 

先週日曜は、開幕週らしく速い時計が出ていました。

クッション値を比較しても日曜とはほとんど差が有りませんし、今週も同様にある程度早い時計が出て、そう簡単に前が止まらない馬場傾向が続きそうです

 

以上を踏まえたうえで青葉賞の推奨馬は…

⑬マーシャルポイント

 

前走のフリージア賞は途中からハナに立つ形になりましたが、恐らく意図したものではなく、行く馬がいなかったために流れの中で自然とハナに立つ形になったのだと思います。

当初想定していた形では無かったと思いますが、しっかりとペースを作って完璧に対応してくれました。

前々走の未勝利戦の様に控える形でも競馬が出来ますし、レースセンスが高く2400mの距離も問題なくこなしてくれるでしょう。

 

 

以上、宜しければご参考ください!!

 

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【天皇賞(春)/青葉賞'24】出走各馬の短評

2024/4/27.28

東京11R 青葉賞【G2】

京都11R 天皇賞(春)【G1】

 

各重賞出走馬の前走の内容を中心に全頭の短評を行っていきます!

 

 

青葉賞

①サトノシュトラーセ

前走は毎日杯で6着。

ほぼ一団の後方という位置から直線で弾けきれずという内容でしたが、全体時計が速かったので着順ほど評価は落とせません。

抜け出してからフラフラするような場面が過去あったので、前に馬を置いて競馬が出来るこの枠はかなり良いと思いますが、出遅れでもしてしまえば最後方からの競馬を強いられる様な枠でもあるので、何とかスタートを決めてほしいところです。

 

②グランアルティスタ
前走は阪神2400mの未勝利戦で1着。
スタートが良くなかったもののリカバリーが早く、行き脚の良さを感じました。
先行策がハマりそうな印象で、今回2番枠に入れたことは好印象です。
2着に退けたマイクユーマインもその後未勝利を突破しているので、レースレベル自体も低くありません。
とはいえ重賞で強く推せるほどだったかは難しいところでしょうか。

 

③ニシノフィアンス

前走は山吹賞で5着。

外から差してきましたが、トラックバイアスは効いており、あまり高い評価はできない様に思います。

コーナーで上がって行こうとしたところで不利もあったため見直したい部分も有りますが、総合的に見て、現状では重賞は少々荷が重いように感じます。

 

④ロジルーラー

前走は山吹賞で10着。

逃げて早々に失速してしまったので評価は出来ません。

逃げる形が良くなかった可能性は有りますが、先行しても前々走の葉牡丹賞5着が最高成績なので、重賞ではどうでしょうか。

 

⑤ジンセイ

前走はすみれ賞で4着。

前々走もそうなのですが、行き脚が良くて先行力が高そうな点は魅力です。

ただ直線を向いてからの粘りに欠ける印象で、前を捉えきる脚も現状では使えていません。

東京の長い直線は向かないように感じます。

 

⑥フォスターボンド

前走は共同通信杯で8着。

このレースは外を回してきましたが、差し届く様な馬場傾向では無かったので参考外とみていいと思います。

ただ、同じような展開でしっかりと差し切ったのが前々走の未勝利戦だったので、現状は重賞で戦うとなるとどうなのかなという印象が有ります。

 

⑦シュガークン

前走は大寒桜賞で1着。

上りのかかる馬場状態が向いた可能性は有りますが、逃げつつ上がりも2位で纏める内容で、2着にも2馬身差をつけて完勝でした。

前々走は中団から徐々に位置を押し上げて行っての差し切り勝ちなので、器用さが有って距離への対応力も高そうです。

ただここまで全てのレースがかなりのスローペースなので、早い時計を求められる展開になった時に不安は有ります。

 

⑧パワーホール

前走は共同通信杯で3着。

逃げて馬券内に粘り込んだ内容でしたが、過去の同レースと比較してもかなりのスローペースだったので高く評価はできません。

また前走の走りを見て、この馬はやはり前に行った方が良いと感じたため、隣がシュガークンというのも向かい風に感じます。

 

⑨ヘデントール

前走は中山芝1800mの未勝利戦で1着。

最後方から大外を回って差し切り勝ちという豪快な競馬で、抜け出してからフラフラするなど課題は有りますが、同時に余力も感じるので能力は高そうです。

ただ、前々走よりスタートは良くなりましたが、行き脚の悪さが残ります。

個人的にはもう少し内目の枠が欲しかったように思います。

 

⑩ウインマクシマム

前走はゆりかもめ賞で1着。

超スローペースの逃げ切り勝ちなので、レース内容自体の高く評価できません。

もっとも、このレースは例年に大なり小なりスローペースになりますが、そうであれば昨年のスキルヴィングの様に差してきた方の方に注目していきたいところです。

 

⑪シュバルツクーゲル

前走は弥生賞で5着。

3コーナーのペースが上がり始めた辺りで前と離されてしまい、ついて行くことができませんでした。

直線も内が残る馬場だったため、着差以上に上位との実力差は感じます。

東スポ2歳2着という成績も有りますが、この時も単独2番手の楽なポジションだったため、これまでのレースぶりを見るとあまり高い評価は出来ません。

 

⑫アバンデル
前走はフリージア賞で4着。
差し届く様な展開では無い中、外を選択してよく伸びてきており、馬券には絡めませんでしたがレース内容自体は決して悪いものでは有りません。
しかし未勝利戦のみの1勝馬で、前走オープン戦4着というのが素直な結果なので、重賞では大きな期待はかけられない様に思います。

 

⑬マーシャルポイント

前走はフリージア賞で1着。

結果としては逃げ切りの形となり、レース自体も中々前が止まらないような流れになったので、展開の利は働いていました。

しかしコレは恐らく最初から逃げるつもりではなく、行く馬が他にいなかった為に流れの中でハナに立ったレースだと思います。

その様な形でもペースを作って勝ち切っている訳ですから、レースセンスの高さを感じます。

 

⑭コスモブッドレア
スローペースの先行策で粘りきれず、最後は一度は前に出たアレグロブリランテにも差し返されているので高い評価は出来ません。
坂がダメな印象もあるので、東京コースあまりプラスとは思えません。

 

⑮ショウナンプランタ
前走はゆきやなぎ賞で1着。
スローペースで内容は目立ちませんが、直線では狭くなりかけたところを割って伸びているので、パワーや瞬発力には秀でていそうな印象を受けました。
ただ、前々走のホープフルSでは、外側へ逃避しようとした事に対して平地調教注意の裁定が下っています。
勝った2戦はいずれも小頭数でしたし、精神面には課題が有りそうです。

 

⑯デュアルウィルダー

前走は中山芝2200m未勝利戦に勝利。

2着に5馬身差をつける派手なパフォーマンスでしたが、レース自体はスローペースで上がりも35秒台を要するような展開だった為、着差ほど評価は高くない印象です。

前々走の新馬戦よりも内容は一気によくなったので、今回もできれば逃げたいところだと思いますが、その点この枠も歓迎できないのではないでしょうか。

 

前走は弥生賞で6着。
1コーナーまででシンエンペラーと大喧嘩をしており、そこでリズムを崩してしまった印象です。
若さの残る走りで課題は有りますが、そういった意味では大外枠は悪くないと思います。
前々走では完全に仕掛け遅れながらも直線だけで勝負をつけており、素質は非常に高いと思います。
 

天皇賞(春)

①サリエラ

前走はダイヤモンドステークスで2着。

テーオーロイヤルとはタイム差無しという結果なので、一見すると高く評価できる様に思えますが、過去の同レースと比較しても相当なスローペースで、3400mの長距離戦なのに33秒台の上りが出たという点に留意が必要です。

個人的な感想としては前走で長距離適性を示したとは言い難く、過信は出来ません。

 

②ヒンドゥタイムズ

前走は日経新春杯で12着。

3コーナー手前から上がって行こうとしているんですが、全く進んでいかずそのまま下位入線といった内容でした。

前走の様な時計のかかる馬場は本来得意なハズなので、この結果からは正直良いイメージは持てません。

 

③プリュムドール

前走は阪神大賞典で4着。

道中はブローザホーンの後ろで、ブローザホーンはテーオーロイヤルの後ろだったので、悪くないポジションに収まる事が出来ました。

その結果直線の伸びに繋げて4着まで食い込んできていますが、展開的には恵まれていた印象です。

 

④ワープスピード

前走は阪神大賞典で2着。

いつもより後ろからの競馬になりましたが、コレは恐らく意図してのポジションだと思います。

道中押し上げ行く競馬が出来たのは収穫ですが、前走に関してはこの形がバッチりとハマりました。

今回も同じ作戦で行くのか、同じ作戦でいったとしてソレがハマるのかは解りませんし、中々前走の評価が難しい1頭だと思います。

 

⑤ブローザホーン

前走は阪神大賞典で3着。

最初のコーナーで狭くなり少しブレーキを踏むような場面がありましたが、逆にそれが功を奏してか勝馬のテーオーロイヤルの後ろが取れたため、ポジション的には恵まれた印象です。

ただ道中は口を開けるなど集中力に欠く走りで、レース後コメントでもその辺りの指摘があるので、より消耗戦となる天皇賞では無視できない課題だと思います。

 

⑥ディープボンド

前走は阪神大賞典で7着。

着差はつきましたがこの馬なりには食らいついていた様に見えます。

ペースが速くなった3コーナーでいっぱいに追われており、そこで余力を使ってしまったのかなという印象があるので、下り坂を利用できる今回の方が舞台としては合いそうです。

 

⑦タスティエーラ

前走は大阪杯で11着。

先行して道中もリズムよく走っていたので、この大敗は正直不可解です。

菊花賞2着という成績は有りますが、勝馬からは離されているし流れも向いているのであまり高い評価は出来ません。

調教後の馬体重がかなり増えているので、これが成長分と判断できれば見直しを図りたいところですが…?

 

⑧ゴールドプリンセス

前走は松籟ステークスで1着。

過去のレース傾向と比較してあまり後半のペースが上がらない様な淡々とした流れになりましたが、自分から位置取りを押し上げていって、直線抜け出して完勝という強い内容だったと思います。

ただ前走のメンバーレベルはそこまで高くないため、一線級のメンバー相手にどこまでやれるかが焦点です。

 

⑨シルヴァーソニック

前走は阪神大賞典で11着。

レース後のコメントでは「3コーナーで息切れした」とあり、このレースはちょうどその辺りで一気にペースが上がったので、久々の分急激なペース変化に対応できなかったように感じます。

休み明け2戦目での前進に期待できる状況ですが、天皇賞も下り坂を利用して直線に入っていくため、今回もその辺りで加速ラップを刻みそうなので、そこで前について行けるかどうかがポイントになりそうです。

 

⑩サヴォーナ

前走は阪神大賞典で6着。

直線で挟まれる様な場面がありましたが、全くひるまずに最後まで脚を使っていました。

パワーとスタミナには秀でているように思いますが、かといってあの不利が無ければもっと伸びていた様にも思えません。

現状の力が阪神大賞典6着という結果なのかなと思いました。

 

前走は日経賞で4着。

前半は後続を突き放しての大逃げに見えますが、ラップ的には一定のペースを刻み続けており、初めての逃げでしたが見どころのある走りをしてくれました。

4着とはいえ着差も僅かですし前走の評価は低くありませんが、あのような淡々とした逃げはあまり天皇賞向きではない様にも感じます。

あと、そもそも今回も逃げるのか解りませんし…

 

⑫ドゥレッツァ

前走は金鯱賞で2着。

勝馬とは0.8秒差で乾杯という他ありませんでしたが、前々走の菊花賞から距離を5ハロンも短縮して、且つ速い時計の決着では、この結果もやむなしと言って良いと思います。

菊花賞では下り坂を利用して直線で一気に後続を突き放しているので、コース適正も加味すると期待度は前走以上です。

 

前走は大阪-ハンブルクカップで4着。

直線を向いてからは前がズラっと横並びの壁になる様な隊列で、進路を求めて一番外に出さざるを得ませんでした。

それでも最後まで脚を使えていましたし、初めての距離でしたが近走の中では一番良かったと思います。

とは言えオープンクラス4着からいきなり天皇賞で期待を掛けられるかは難しいところではないでしょうか。

 

⑭テーオーロイヤル

前走は阪神大賞典で1着。

とにかく追われてからの反応が他の馬とは全く違っており、ここでは頭一つ抜けた実力を示したように感じます。

加速ラップにも対応していましたし、道中も外からマークしていたディープボンドや内から上がってきたワープスピードなどからのプレッシャーも有ったと思いますが、全く意に介していません。

また稍重で勝てた事も好印象ですが、持ちタイム的にはあまり高い評価が出来ないという点には留意が必要です。

 

⑮メイショウブレゲ

前走は阪神大賞典で8着。

着順は大きいが、加速ラップに入った3コーナー付近で内から押し上げる様に付いて行く事が出来ており、手ごたえは良く見えました。

ただ首を振ったり内を向いたりと終始落ち着きのない走りで、能力を発揮しきれるかは疑問があります。

 

⑯チャックネイト

前走はAJCCで1着。

道中は3番手の追走でしたが、4コーナーで前と離されてしまい、更に後ろから来たボッケリーニにも前に出られてしまいましたが、そこから巻き返して差し返すという内容でした。

スタミナの高さを示したレースで、今回3000m超のレースは初参戦ですが、対応できると思います。

ただし前走はかなり時計のかかる特殊な馬場状態だった事に留意が必要です。

 

⑰スマートファントム

前走は御堂筋ステークスで1着。

直線では馬群の狭いところを割って伸びてきており、スローペースで時計は目立ちませんが、パワーやスタミナには秀でていそうな印象があります。

ただゲート内での落ち着きが悪く、毎回スタートが今一つなのは割引です。

外枠なのでほぼほぼ最後方からの競馬になると思うので、道中押し上げて行けるかがポイントでしょうか。

 

⑱ハピ

前走は大阪-ハンブルクカップで9着。

直線で何度も進路をカットされる不利があり、走行しているうちに後ろからも詰められてゲームセットという、完全に不完全燃焼な内容でした。

スムーズであれば馬券内まであっても良い様な内容でしたが、とは言え今回で芝は2戦目ですから強く評価できないのが率直なところ。

一応イングランディーレみたいな例も有りますが…

 

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【青葉賞'24 編】データで見る今週の重賞

4月27日 東京11R

青葉賞

このレースをデータの面から自分なりに分析していきたいと思います!

 

 

青葉賞

ダービーやJCと同じ東京芝2400mが舞台という事で、じゃあ1枠1番が良いのでは?と考えたくなるレースですが、実際どうなのか見ていきましょう。

1枚目が青葉賞のデータ、2枚目が東京芝2400m全体のデータです。(いずれも近20年)

ご覧の通り、別に1枠1番が極端に良いわけでは無い事が解ります。

ただ内枠の方が良さそうなのは確かで、あまり大きな差は無いですが、12番枠より外は過去20年で1頭しか勝馬が出ていません。

なので単勝とか、馬単三連単の1着固定の馬券を買うのであれば、内目の馬から狙った方がデータ的にはベタ―と言えそう。

 

次に見て頂きたいのが前走距離別成績

前走はやはり同距離が、短くても2000mまでの馬の成績が良いですが、1800m組も決して軽視できません。

特に今回は共同通信杯毎日杯など1800mの重賞で好走してきた馬が複数頭いますから、この辺りの取捨選択に頭を悩ませることになりそうです。

 

次に見て頂きたいのが馬体重増減別成績

近10年の結果を調べてみました。

先日のフローラステークスのデータ分析では…

【フローラステークス'24 編】データで見る今週の重賞

フローラステークスは是が非でもオークスの権利を取りたい馬が多く出走しており、結果万全の仕上げでが行われるため、特に人気馬の馬体重減は気にしなくていいという事を申し上げました。

青葉賞でもダービーの権利を取りたい馬が多く出走しているはずなのですが、実際のところ馬体重は減っていても良いですが、大きな増減はあまり好ましくない様な印象です。

 

ここで更に前走着順別成績を見て頂きたいのですが…

コレはもうハッキリと、好走条件は前走4着以内というデータが出ています。

近20年まで広げればもう少し前走着順が大きい馬の好走も増えてきますが、ここ10年は顕著に前走成績がモノを言う様な結果になっています。

恐らく青葉賞というレースは、このレースを見据えて万全に仕上げてくるよりも、前走の時点である程度の完成度を誇る馬が、調子を維持して出走してくる事が好走パターンと言えるのではないでしょうか?

前走の分析をしっかりと行っていきたいところです。

 

最後にレース自体の傾向について。

ペース集計は15年、脚質集計は20年とチグハグになっていますがご容赦を。

基本的にスローペースですが、かといって先行勢絶対有利かというとそうでもなく、東京の長い直線を活かした差しもよく決まっています。

このように通過順位を見てもあまり変動はなく、淡々としたレース展開になりそうです。
後ろからでも勝負を決めてしまえる脚が有る馬には警戒が必須でしょう。

 

 

まとめると…

前走を含めた状態面と決め手が重要なレースとなりそうです。

前からであっても後ろからであっても、自分の競馬が出来る事が重要ですが、もちろんただ自分の競馬をすればいいという訳では無く、それで上位をつかみ取る確たる実力を見極める必要が有ります。

そしてその様な能力をしっかりと発揮できる状態にあることが勝負の分かれ目となりそうです。

 

 

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※参考にさせて頂いたサイト様

競馬データセンター

競馬ラボ 

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【天皇賞(春)'24 編】データで見る今週の重賞

4月28日 京都11R

天皇賞(春)

このレースをデータの面から自分なりに分析していきたいと思います!

 

 

天皇賞(春)

先ずはコチラをご覧いただきたい。

このレースの人気別成績。

次に前走人気別成績。

これが前走着順別成績。

最後に前走上り順位別成績です。

ご覧の通り、当日は人気馬が順当に来ているし、前走から人気になっていた方が良いし、勿論前走も好走するに越したことはないし、なんらなら上りも最速で纏めてくれた方がいいというデータが出ています。

つまるところ、春の天皇賞は基本的に強い馬が強いレースをして勝つ舞台だと思います。

特に前走ぐらいは好走してきた方が良いです。

2004年のイングランディーレダイオライト記念で2着になっているし、

2005年のスズカマンボは大阪-ハンブルクで3着だったし、

2009年のマイネルキッツ日経賞で2着でした。

前走で大敗して勝った馬はビートブラックぐらいです。

 

次に前走コース別成績を見てみましょう。

これも解りやすく、中山2500m、阪神2000m、阪神3000mに好走馬が集中しています。

つまり日経賞大阪杯阪神大賞典です。

という事でこれらのデータから考えれば…

阪神大賞典1.2.3着のテーオーロイヤル、ワープスピード、ブローザホーンか、穴狙いなら阪神大賞典と同じ阪神3000mの松籟ステークスを勝ったゴールドプリンセスか、という事になりますが…

 

ここで一つ、注目したいデータがあります。

勝馬の通過順位です。

視覚的に解りやすくするために、通過順位を色の濃淡で表してみました。

見ての通り黒いほど後ろ、白いほど前になります。

結構変動が激しいなと思いませんか?

 

最下段は通過順位の平均値になります。

2コーナーから3コーナーで平均して2つほど順位を上げている事が解ります。

逃げ切り勝ちもたまにいるのでこの程度の範囲に収まっていますが、逃げ馬を除けばもっと極端に順位差が出るはずです。

 

一応他のレースも見てみましょう。

前述の好走傾向がある3レースと、同じ長距離G1の菊花賞のデータです。

阪神大賞典

日経賞

大阪杯

菊花賞

とりあえず各最下段の平均通過順位だけでも見て頂きたいのですが、春天で好走傾向がある前走の3レースは、あまり似た通過順位を踏んでいないんですね。

しかし菊花賞だけはかなり近似したデータが出ています。

 

私はこれが長距離適性という事なんじゃないかなと解釈しました。

長距離に必要なスタミナとは、こういった道中押し上げていく様な動きが出来る余力の事なのではないかなと。

G1ではこういった長距離適性がモロに影響を受けます。

似たような距離で、前哨戦として結果も残している阪神大賞典では同様の傾向が見られないので、そこはG1とG2の違いなのかなと。

前述のとおり確かに阪神大賞典組は成績が良いですが、今回も好走できるかどうかを判断するためには、より消耗戦になった時にも戦えるだけの能力があるかどうかを冷静に見極める必要が有りそうです。

 

あと「長距離は騎手」という格言もありますが、やはりこういったレースだと道中垂れてくる馬もいるので、そこの巻き込まれないポジション取り、進路確保といった部分が「長距離は騎手」として表れてくるのではないかなと。

 

まとめると…

長距離を戦える総合力がモノを言うレースと言えそうです。

冒頭の話に戻りますが、これまで強い馬が強いレースをしてきている理由がしっかり有るんだなと、調べていて思いました。

前走成績だけでなく、出走各馬のこれまでのレースぶりを総合的に見極めて、春の盾を取る資格のある馬か、それだけの能力がある馬か、見極める必要があるのではないでしょうか。

 

 

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※参考にさせて頂いたサイト様

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【フローラS/マイラーズC'24】土曜の馬場傾向と日曜の推奨馬

2024/4/21

東京11R フローラステークス【G2】

京都11R マイラーズカップ【G2】

 

各場の土曜の馬場傾向を振り返りつつ、各重賞の推奨馬を1頭ピックアップしてご紹介します!

 

 

今週の投稿記事

先ずはこちらから今週投稿した記事をご覧ください!


 

フローラS

先ず土曜の芝のレースを確認していきましょう。

 

サラ系3歳未勝利【2024年4月20日東京4R】

1着 ⑩ヴィントシュティレ ①①① 逃げ

2着 ⑪パンドジェーヌ ⑦⑤④ 中盤

3着 ⑥アミアン ⑥⑤⑦ 中盤

(ハイペース)

サラ系3歳未勝利【2024年4月20日東京5R】

1着 ⑪ジーゲル ①① 逃げ

2着 ③ロジプラヤ ③④ 先行

3着 ④イグニス ⑧⑦ 中盤

(ミドルペース)

サラ系4歳上2勝クラス【2024年4月20日東京8R】

1着 ③タイセイキューティ ⑧⑧ 差し

2着 ④エリーズダイヤ ②② 先行

3着 ⑩ミスヨコハマ ⑤⑤ 中盤

(ミドルペース)

新緑賞【2024年4月20日東京9R】

1着 ⑨リアレスト ⑨⑨⑨⑧ 差し

2着 ⑥エラン ⑤⑤⑧⑧ 差し

3着 ③コスモレオナルド ⑦⑦⑥⑦ 差し

(ミドルペース)

湘南ステークス【2024年4月20日東京10R】

1着 ⑯リュミエールノワル ②② 先行

2着 ⑦シャドウフューリー ⑧⑧ 中盤

3着 ②ベガリス ①① 逃げ

(ミドルペース)

 

超高速とまでは言えないように思いますが、とにかく前が止まらないなと思いました。

差し決着となった新緑賞は、小頭数ゆえに直線を向いた時点で馬群が凝縮していたからです。

その様な形にならない限り、基本的には先行有利と考えた方が良さそうに感じます。

ただし、明日は雨の予報が出ているので、天候次第では柔軟に考える必要があるでしょう。

 

以上を踏まえたうえで、フローラステークスの推奨馬は…

③ラヴァンダ

 

前走のフラワーカップは、前進気勢の強い馬が多く、外枠だったことも影響してひねり出されるように後ろからの競馬になってしまいました。

直線を向いてからも中々進路が開かず、消化不良の一戦に。

今回は前走ほど前の意識が強い馬はいないように思いますし、内目の枠に入れたことで前目のポジションが取れると思います。

またあまり調教の事は解りませんが、調べた限り動きはよさそうで、データ考察の記事で述べた通り仕上がり具合が重要と考えられるレースなので、注目度は高いです。

 

 

マイラーズC

先ず土曜の芝のレースを確認していきましょう。

サラ系3歳未勝利【2024年4月20日京都3R】

1着 ①グローブアマランス ⑪⑩ 差し

2着 ③ダノンアルム ④④ 先行

3着 ⑦ヤブサメ ⑧⑧ 中盤

(ミドルペース)

サラ系3歳未勝利【2024年4月20日京都4R】

1着 ①メイクユーマイン ②②②② 先行

2着 ⑩テイクザクラウン ⑤⑤④③ 中盤

3着 ④カズアブディーン ⑦⑦⑦⑦ 差し

(スローペース)

サラ系4歳上1勝クラス【2024年4月20日京都6R】

1着 ③ナヴォーナ ②② 先行

2着 ⑥アレンテージョ ⑤⑤ 先行

3着 ⑫アランヴェリテ ①① 逃げ

(ハイペース)

あやめ賞【2024年4月20日京都9R】

1着 ④ナフラフッカー ⑥④ 差し

2着 ①ジャスティンガルフ ②② 先行

3着 ⑥テーオーダグラス ③④ 中盤

(スローペース)

サラ系4歳上2勝クラス【2024年4月20日京都12R】

1着 ②サンクフィーユ ③③ 先行

2着 ④マチカゼ ③③ 先行

3着 ①セブンサミット ⑥⑥ 中盤

 

あやめ賞で32秒台の上りが出ており、馬場はかなり速い時計が出る状態だと思います。

基本的には先行有利、且つ内目の枠の馬にバイアスが働いているように思いますが、日曜の京都に関しては雨の影響が回避できないと思われます。

従ってデータ的に見ても差しへの警戒は必要だと考えます。

 

以上を踏まえたうえで、マイラーズカップの推奨馬は…

⑨ニホンピロキーフ

 

前走は終始落ち着いた走りで0.4秒差完勝と、着差以上に強い走りだったように思います。

上りもここ2戦続けて最速をマークしており、データ的に見て前走上り最速をマークした馬は注目度が高いです。

重い馬場も得意なので、今回はチャンスだと思います。

 

 

以上、宜しければご参考ください!!

 

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【フローラS/マイラーズC'24】出走各馬の短評

2024/4/21

東京11R フローラステークス【G2】

京都11R マイラーズカップ【G2】

 

各重賞出走馬の前走の内容を中心に全頭の短評を行っていきます!

 

 

フローラS

①バロネッサ

前走は東京芝1800mの未勝利戦1着。

2番手から直線抜け出す王道策で完勝でした。

スローペース、且つ道中は先頭からやや離れた単独2番手という位置で、あまりプレッシャーもかからず展開的には恵まれていたように感じます。

ただ勝ちタイムは優秀で、前走の様な早い時計が出る馬場状態を得意としていそうな印象です。

 

②ニシノコイゴコロ

前走は菜の花賞で9着。

大外を回って上がり最速の脚を繰り出すもここまでといった内容でした。

特に不利などは無かったように見えましたが、これまで多くのレースで大外を回してどうかという走りになっているので、好走するためには展開の助けや、差しが届きやすい馬場・コースなど、条件が整う必要が有りそうです。

 

③ラヴァンダ

前走はチューリップ賞で7着。

この時はハイペースの一戦で、スタート直後から前進気勢の強い馬が多く、ひねり出される様な形で後方からになってしまいました。

直線を向いてからも中々進路が開かず、消化不良の一戦だったように感じます。

極端に早い、又は重いという馬場でなければ力を発揮できる印象です。

 

④エルフストラック

前走はフラワーカップ3着。

差し決着となる中ハイペースで逃げて掲示板確保という内容で、着順に対して評価は高いです。

しかし1コーナーまでに斜行により他の馬に迷惑をかけており、言い換えれば斜行しなければハナを取り切れていなかったorより消耗していた可能性もあると思います。

ただし馬場に関しては柔軟性が有りそうです。

 

⑤メアヴィア

前走は中山芝1800mの未勝利戦で1着。

スタート直後に歩容が乱れる様な場面が有りましたが、馬群の中を通って中団内ラチ沿いのポジションに付ける事が出来ました。

直線も進路が空き展開には恵まれた印象が有りますが、ああいったスタートですぐ立て直すことができた点は評価したいです。

 

⑥トロピカルティー

前走は若竹賞3着。

このレースは上がりが37秒もかかるかなりの極悪馬場で、あまり参考にはできないレースです。

前々走の新馬戦もかなりのスローペースであまり高い評価は出来ませんが、気象的にはかなり落ち着いているように感じました。

 

⑦コスモディナー

前走はアネモネステークス9着。

結果は伴いませんでしたが、内を通った馬での決着となる中、外を回してよく伸びてきています。

3走前の阪神JFから、スタートなどレース内容がだんだん良くなってきているようにも感じるので、調子の面では上向きと評価したいです。

これまでの走りを見るに、重い馬場の方は得意だと思います。

 

⑧アドマイヤベル

前走はフリージア賞で2着。

道中はやや頭の高い走りで集中力に欠いている様な印象が有りましたが、直線を向いてからの反応は良かったです。

強い馬相手に安定した競馬が出来ている点も好印象ですが、これまで時計のかかる馬場でのレース経験が無いので、雨が降った場合にどうなるかは未知数です。

 

⑨サンセットビュー

前走はクイーンカップで6着。

12番人気だったので健闘した方だと思いますが、このレースは差しが台頭しており展開は向いていました。

言い換えれば展開が向いても6着までだったという事であり、上がりの脚も上位馬と比較すると重賞で戦うには現状ちょっと厳しいかなと感じます。

 

⑩マルコタージュ

前走はフラワーカップで8着。

全体的に差しが台頭する結果になりましたが、この馬の場合は意図した後方策というよりもスタートが悪かった影響による後方策といった印象です。

道中も若干離され気味になっており、終始流れに乗れなかったように思います。

前走の走りを見るに先行した方が良いと思うので、今回もスタートが課題となりそうです。

 

⑪ユキワリザクラ

前走は中山芝2000mの未勝利戦で1着。

スタート決めてハナを主張し、そのまま直線を向くと一旦は外から並びかけられる場面も有りましたが、2枚腰を発揮して逃げ切りました。

このレースで2着に退けたアドマイヤマツリは、今回人気を集めそうなバロネッサ相手にも2着に食い込んだ馬なので、この馬を物差しとすれば高い評価ができます。

ただこのレースはスタートが悪い馬が多く、内目の枠も有利に働いた印象が有ります。

 

⑫コンテソレーラ

前走は中山ダート1800mの未勝利戦で1着。

マクり戦法がハマっての勝利でした。

前走もそうですがスタートが悪く、キャリアは少ないもののこれまで毎回後方からマクっていく形になっています。

今回もその戦法がハマるかどうか、ではないでしょうか。

 

カニキュル

前走はフラワーカップで6着。

4コーナーでやや置かれ気味になった以外は総じてリズムよく走れていた様に思いますが、最後失速しており、恐らくは坂が影響したのではないかと思います。

東京は中山よりも向くと思いますが、パワーには劣る印象が有るので、良馬場の方が良いと思います。

 

⑭クリスマスパレード
前走は水仙賞で1着。
2番手から直線抜け出す王道策で、並びかけられてから更に突き放して1馬身差をつける強い内容でした。
前走レース内容だけを見れば、今回のメンバーの中でも最も強い競馬をしてきている様にも感じます。
ただ大外枠は、脚質的にもデータ的にもプラスに働くとは思えません。
 
 

マイラーズC

①トゥードジボン

前走は六甲ステークスで11着。

最後は足が上がっているように見えました。

過去のレースぶりから判断するに、恐らく重馬場が影響したものと思われますので、今回も馬場に影響するほどの雨が降る様でしたら割引が必要かもしれません。

 

②スパイダーゴールド

前走は白藤ステークスで4着。

スタートもそこそこで道中のリズムも良く、近走の中では一番いい走りだったように思います。

しかしスムーズに走ることができて、リステッドでやや離された4着という事で、率直なところ、現状では重賞で好走できるほどのイメージは持てません。

 

③セリフォス

前走は香港マイルで7着。

このレースは内を通った馬が台頭する中、この馬は後方から外を回る展開になってしまったので、展開的に難しいレースになってしまいました。

前々走もマイルCSも先行勢には厳しい流れになってしまったので、この2戦は参考外とみていいと思います。

ただ前走のレース後の「久々で力みが出た」というコメントが少々気になります。

今回は前走から約4か月間隔があいていますが、直近ではドバイターフがこのぐらいのレース間隔での出走で、5着に敗れています。

 

前走は洛陽ステークスで10着。

このレースはコーナーの出口付近でやや狭くなる場面が有り、少しブレーキを踏むような展開になってしまいました。

前々走も直線で出すところが無く追出しを待たされており、ここ2戦の内容は消化不良感が残ります。

3走前の2000mのレースではやや折り合いを欠く場面もあったので、現状は1600mがベストだと思います。

 

⑤エアロロノア

前走はエプソムカップで5着。今回は約10か月半の長期休み明けの一戦となります。

前走は行き脚の悪さこそ気になりますが、直線での伸びはよく着差も僅かでした。

近年は前に馬を置けないと最後甘くなってしまうところが有る様に感じるので、恐らく今回も後方策になると思います。

休み明けでどこまで調子を取り戻しているか次第でしょうか。

 

⑥ビーアストニッシド

前走は六甲ステークスで12着。

先行して一旦は先頭に立つ場面もあるなど、近走の中では一番見どころのある競馬だったように思います。

とは言え極端に前が残る様な展開でもない限り、重賞で好走する様なイメージは持てないというのが率直なところでしょうか。

 

⑦ノースザワールド

前走は六甲ステークスで6着。

外を回って良く伸びていますが、全体的に差しが台頭したレースで展開的には恵まれていました。

近走は同じような後ろから外からの競馬しかできておらず、ハマれば前々走の様にリステッド2着にくる実力は有るものの、重賞ではどうでしょうか。

 

⑧トランキリテ

前走は洛陽ステークスで2着。

ほぼほぼ最後方から追込みを決め、勝馬とはタイム差無しのところまで迫りましたが、外差し馬場に乗じての好走であり、展開の利はありました。

最後方ゆえにマークされるようなポジションでもありませんでしたし、あの位置から追い込んできた事は評価できるものの、ああいった足が使える条件はそろっていた事に留意が必要だと思います。

 

⑨ニホンピロキーフ

前走は関門橋ステークスで1着。

終始落ち着いた走りで0.4秒差完勝と、着差以上に強い走りだったように思います。

重い馬場が得意なのは間違いないので、雨が降ればよりチャンスですが、スローペースになって持ち時計勝負にならない様であれば、良馬場でも力を出せる思います。

 

⑩コレペティトール

前走は京都金杯で1着。

ただこのレースは内を通った馬が上位を独占するような流れになったので、展開的には恵まれています。

前々走も元町ステークスは先行馬総崩れ、且つ馬場の内側の進路が開いていた事による勝利なので、2戦とも高い評価は出来ません。

ただ操縦性は高そうなので、乾坤一擲の騎乗がハマって上位に食い込んでいる可能性は否定できないと思います。

 

前走は大阪城ステークスで6着。

後方からの競馬になりましたが久々の上がり最速をマーク、34秒台前半の上がりタイムも好調だった3歳時依頼のタイムです。

重賞で馬券内に食い込むためには展開の助けは要ると思いますが、少なくとも調子は良さそうです。

 

⑫ソーヴァリアント

前走は中山記念で12着。

このレースはスタート直後に接触が有り後方からになってしまいました。

それでも果敢に上がっていこうとしましたが、最後失速してしまったのは馬体重の影響のように感じます。

前々走は先行勢には厳しい展開になってしまったので、見直しは可能です。

 

⑬セッション

前走はダービー卿CTで7着。

道中2番手でしたが、前を行くエエヤンが一気にペースを上げた事でこの馬には辛い流れになってしまった様に思います。

ただ前々走の京都金杯は、コレペティトール同様有利な内を通った結果の2着だったので、展開が向けば重賞で好走するだけの力は有ると思いますが、レースぶりだけ見るとあまり高い評価はできません。

 

⑭ソウルラッシュ

前走は香港マイルで4着。

セリフォスと同様、後方且つ外からの競馬になってしまいましたが、厳しい展開の割にはよく伸びていたと思います。

道悪が得意というイメージが有りますが、昨年のマイラーズカップは結構早い時計が出る馬場状態での好走だったので良馬場でも問題ないと思います。

ただ前に馬を置いて競馬をしたいので、出来れば内枠が欲しかったかなと思います。

 

⑮フリームファクシ

前走は東京新聞杯で11着。

内を通った馬での決着となる中、外を回す格好になったので展開が向きませんでした。

それなりの脚を使って伸びてきていますが、前々走の方がより良い脚を使っていたように感じます。

恐らくは重い馬場の方が得意なのではないでしょうか。

 

⑯ボルザコフスキー

前走は六甲ステークスで1着。

道中は内ラチ沿いの後方というマークされにくいポジションでレースを進める事が出来ましたし、直線を向いてからもポッカリと空いたスペースを突く事が出来ていたので、展開的には恵まれています。

前々走で阪急杯でも5着に好走しており道悪は得意だと思いますが、開幕週ですし、馬場の見極めが大事だと思います。

 

⑰エエヤン
前走はダービー卿CTで2着。
前半から行きっぷりがよく、近走の中では一番いい内容だったと思います。
ただ前半こそ早かったものの、後半はしっかり息を入れる様な走りができており、うまく運ぶことができたレースでした。
中山コース以外での実績も乏しいので今回はどうでしょうか。

【マイラーズカップ'24 編】データで見る今週の重賞

京都11R マイラーズカップ【G2】

このレースをデータの面から自分なりに分析していきたいと思います!

 

 

マイラーズC

このレースは、1970年の第1回大会から2011年の第41回大会まで阪神競馬場で行われていましたが、その後京都競馬場に舞台を移し2020年まで実施。

更に京都が改修工事を行っていた期間でまた阪神開催となり、昨年改修工事完了後の京都で初開催という変遷を辿っています。

このように開催条件がここ20年内で複数回変わっているため、データが有用なレースとは言い難く、例えば馬番別成績などを拾ってもあまり意味は無いように感じます。

 

ただ、参考になりそうなデータもいくつかあります。

先ず前走距離別成績。

これは改修後の京都芝1600mの前走距離別成績。

そしてこれが京都開催の時のマイラーズCの前走距離別成績です。
単に京都芝1600mだけでデータを取った時と異なり、マイラーズCの時は距離短縮組が活躍し、逆に前走同距離組は苦戦していることが解ります。

出走頭数を見るとどちらも変わらず前走同距離組が一番多いので、これはつまりマイラーズCに関しては前走で1600m以上のレースを使ってきた実力馬が出走してきがちという事が言えます。

代表的なところで言うと中山記念ですね。今回の想定メンバーだとソーヴァリアントが該当します。

 

もう一つ、特徴的なデータがあって、前走上がり順位別成績を見てみます。

改修後の京都芝1600mのみのデータです。

前走上がり1位の馬の勝率が突出して高く、上がり4位ぐらいまでは勝率・連対率・複勝率ともに優秀です。

一応他の競馬場でも同様の傾向が有るのか、主要5場を調べてみましたが、京都程顕著な結果が得られる競馬場は有りませんでした。

 

実際、去年の勝馬のシュネルマイスターがそうであったように、差しは決まりやすい舞台だと思います。

2012年~2020年・2023年の京都開催のみを集計したマイラーズCの脚質別成績がこんな感じ。

流石に最後方からの追込みがバンバン決まる様な舞台では有りませんが、中団~後方グループからの差しはよく届いている印象です。

ただ先行勢も頑張っているので、このレースではあまり脚質による有利不利は考えなくてもよさそう。

ハイペースになりそうなら後方の馬を意識する必要があるでしょうし、ペースが落ち着く様であればセオリー通り前が有利になるでしょう。

土曜の開催も見ながら、当日のトラックバイアスを見極める事も重要です。

 

また雨が降る可能性もありそうです。

前述の通りあまりデータが有用でないレースなので、ここから更に良馬場以外とかでフィルタリングを掛けるとサンプルが少なくなり過ぎるため載せませんが、馬場が渋ればセオリー的には差しへの警戒感は増すと思います。

京都開催だった時のマイラーズカップで良馬場以外だったのは2012年の1例のみ。

この時は平均的なペースでしたが、ダノンシャークが後方から差してきています。

 

 

まとめると…

展開読みが大事になりそうなレースです。

前述の通り差しへの警戒度は結構高いと思うので、展開と馬場傾向的に差しが台頭するかどうかを見極め、馬券に落とし込んでいくことが勝利への鍵な気がします。

 

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競馬データセンター

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