競馬のメモ帳

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【天皇賞(春)/青葉賞'24】出走各馬の短評

2024/4/27.28

東京11R 青葉賞【G2】

京都11R 天皇賞(春)【G1】

 

各重賞出走馬の前走の内容を中心に全頭の短評を行っていきます!

 

 

青葉賞

①サトノシュトラーセ

前走は毎日杯で6着。

ほぼ一団の後方という位置から直線で弾けきれずという内容でしたが、全体時計が速かったので着順ほど評価は落とせません。

抜け出してからフラフラするような場面が過去あったので、前に馬を置いて競馬が出来るこの枠はかなり良いと思いますが、出遅れでもしてしまえば最後方からの競馬を強いられる様な枠でもあるので、何とかスタートを決めてほしいところです。

 

②グランアルティスタ
前走は阪神2400mの未勝利戦で1着。
スタートが良くなかったもののリカバリーが早く、行き脚の良さを感じました。
先行策がハマりそうな印象で、今回2番枠に入れたことは好印象です。
2着に退けたマイクユーマインもその後未勝利を突破しているので、レースレベル自体も低くありません。
とはいえ重賞で強く推せるほどだったかは難しいところでしょうか。

 

③ニシノフィアンス

前走は山吹賞で5着。

外から差してきましたが、トラックバイアスは効いており、あまり高い評価はできない様に思います。

コーナーで上がって行こうとしたところで不利もあったため見直したい部分も有りますが、総合的に見て、現状では重賞は少々荷が重いように感じます。

 

④ロジルーラー

前走は山吹賞で10着。

逃げて早々に失速してしまったので評価は出来ません。

逃げる形が良くなかった可能性は有りますが、先行しても前々走の葉牡丹賞5着が最高成績なので、重賞ではどうでしょうか。

 

⑤ジンセイ

前走はすみれ賞で4着。

前々走もそうなのですが、行き脚が良くて先行力が高そうな点は魅力です。

ただ直線を向いてからの粘りに欠ける印象で、前を捉えきる脚も現状では使えていません。

東京の長い直線は向かないように感じます。

 

⑥フォスターボンド

前走は共同通信杯で8着。

このレースは外を回してきましたが、差し届く様な馬場傾向では無かったので参考外とみていいと思います。

ただ、同じような展開でしっかりと差し切ったのが前々走の未勝利戦だったので、現状は重賞で戦うとなるとどうなのかなという印象が有ります。

 

⑦シュガークン

前走は大寒桜賞で1着。

上りのかかる馬場状態が向いた可能性は有りますが、逃げつつ上がりも2位で纏める内容で、2着にも2馬身差をつけて完勝でした。

前々走は中団から徐々に位置を押し上げて行っての差し切り勝ちなので、器用さが有って距離への対応力も高そうです。

ただここまで全てのレースがかなりのスローペースなので、早い時計を求められる展開になった時に不安は有ります。

 

⑧パワーホール

前走は共同通信杯で3着。

逃げて馬券内に粘り込んだ内容でしたが、過去の同レースと比較してもかなりのスローペースだったので高く評価はできません。

また前走の走りを見て、この馬はやはり前に行った方が良いと感じたため、隣がシュガークンというのも向かい風に感じます。

 

⑨ヘデントール

前走は中山芝1800mの未勝利戦で1着。

最後方から大外を回って差し切り勝ちという豪快な競馬で、抜け出してからフラフラするなど課題は有りますが、同時に余力も感じるので能力は高そうです。

ただ、前々走よりスタートは良くなりましたが、行き脚の悪さが残ります。

個人的にはもう少し内目の枠が欲しかったように思います。

 

⑩ウインマクシマム

前走はゆりかもめ賞で1着。

超スローペースの逃げ切り勝ちなので、レース内容自体の高く評価できません。

もっとも、このレースは例年に大なり小なりスローペースになりますが、そうであれば昨年のスキルヴィングの様に差してきた方の方に注目していきたいところです。

 

⑪シュバルツクーゲル

前走は弥生賞で5着。

3コーナーのペースが上がり始めた辺りで前と離されてしまい、ついて行くことができませんでした。

直線も内が残る馬場だったため、着差以上に上位との実力差は感じます。

東スポ2歳2着という成績も有りますが、この時も単独2番手の楽なポジションだったため、これまでのレースぶりを見るとあまり高い評価は出来ません。

 

⑫アバンデル
前走はフリージア賞で4着。
差し届く様な展開では無い中、外を選択してよく伸びてきており、馬券には絡めませんでしたがレース内容自体は決して悪いものでは有りません。
しかし未勝利戦のみの1勝馬で、前走オープン戦4着というのが素直な結果なので、重賞では大きな期待はかけられない様に思います。

 

⑬マーシャルポイント

前走はフリージア賞で1着。

結果としては逃げ切りの形となり、レース自体も中々前が止まらないような流れになったので、展開の利は働いていました。

しかしコレは恐らく最初から逃げるつもりではなく、行く馬が他にいなかった為に流れの中でハナに立ったレースだと思います。

その様な形でもペースを作って勝ち切っている訳ですから、レースセンスの高さを感じます。

 

⑭コスモブッドレア
スローペースの先行策で粘りきれず、最後は一度は前に出たアレグロブリランテにも差し返されているので高い評価は出来ません。
坂がダメな印象もあるので、東京コースあまりプラスとは思えません。

 

⑮ショウナンプランタ
前走はゆきやなぎ賞で1着。
スローペースで内容は目立ちませんが、直線では狭くなりかけたところを割って伸びているので、パワーや瞬発力には秀でていそうな印象を受けました。
ただ、前々走のホープフルSでは、外側へ逃避しようとした事に対して平地調教注意の裁定が下っています。
勝った2戦はいずれも小頭数でしたし、精神面には課題が有りそうです。

 

⑯デュアルウィルダー

前走は中山芝2200m未勝利戦に勝利。

2着に5馬身差をつける派手なパフォーマンスでしたが、レース自体はスローペースで上がりも35秒台を要するような展開だった為、着差ほど評価は高くない印象です。

前々走の新馬戦よりも内容は一気によくなったので、今回もできれば逃げたいところだと思いますが、その点この枠も歓迎できないのではないでしょうか。

 

前走は弥生賞で6着。
1コーナーまででシンエンペラーと大喧嘩をしており、そこでリズムを崩してしまった印象です。
若さの残る走りで課題は有りますが、そういった意味では大外枠は悪くないと思います。
前々走では完全に仕掛け遅れながらも直線だけで勝負をつけており、素質は非常に高いと思います。
 

天皇賞(春)

①サリエラ

前走はダイヤモンドステークスで2着。

テーオーロイヤルとはタイム差無しという結果なので、一見すると高く評価できる様に思えますが、過去の同レースと比較しても相当なスローペースで、3400mの長距離戦なのに33秒台の上りが出たという点に留意が必要です。

個人的な感想としては前走で長距離適性を示したとは言い難く、過信は出来ません。

 

②ヒンドゥタイムズ

前走は日経新春杯で12着。

3コーナー手前から上がって行こうとしているんですが、全く進んでいかずそのまま下位入線といった内容でした。

前走の様な時計のかかる馬場は本来得意なハズなので、この結果からは正直良いイメージは持てません。

 

③プリュムドール

前走は阪神大賞典で4着。

道中はブローザホーンの後ろで、ブローザホーンはテーオーロイヤルの後ろだったので、悪くないポジションに収まる事が出来ました。

その結果直線の伸びに繋げて4着まで食い込んできていますが、展開的には恵まれていた印象です。

 

④ワープスピード

前走は阪神大賞典で2着。

いつもより後ろからの競馬になりましたが、コレは恐らく意図してのポジションだと思います。

道中押し上げ行く競馬が出来たのは収穫ですが、前走に関してはこの形がバッチりとハマりました。

今回も同じ作戦で行くのか、同じ作戦でいったとしてソレがハマるのかは解りませんし、中々前走の評価が難しい1頭だと思います。

 

⑤ブローザホーン

前走は阪神大賞典で3着。

最初のコーナーで狭くなり少しブレーキを踏むような場面がありましたが、逆にそれが功を奏してか勝馬のテーオーロイヤルの後ろが取れたため、ポジション的には恵まれた印象です。

ただ道中は口を開けるなど集中力に欠く走りで、レース後コメントでもその辺りの指摘があるので、より消耗戦となる天皇賞では無視できない課題だと思います。

 

⑥ディープボンド

前走は阪神大賞典で7着。

着差はつきましたがこの馬なりには食らいついていた様に見えます。

ペースが速くなった3コーナーでいっぱいに追われており、そこで余力を使ってしまったのかなという印象があるので、下り坂を利用できる今回の方が舞台としては合いそうです。

 

⑦タスティエーラ

前走は大阪杯で11着。

先行して道中もリズムよく走っていたので、この大敗は正直不可解です。

菊花賞2着という成績は有りますが、勝馬からは離されているし流れも向いているのであまり高い評価は出来ません。

調教後の馬体重がかなり増えているので、これが成長分と判断できれば見直しを図りたいところですが…?

 

⑧ゴールドプリンセス

前走は松籟ステークスで1着。

過去のレース傾向と比較してあまり後半のペースが上がらない様な淡々とした流れになりましたが、自分から位置取りを押し上げていって、直線抜け出して完勝という強い内容だったと思います。

ただ前走のメンバーレベルはそこまで高くないため、一線級のメンバー相手にどこまでやれるかが焦点です。

 

⑨シルヴァーソニック

前走は阪神大賞典で11着。

レース後のコメントでは「3コーナーで息切れした」とあり、このレースはちょうどその辺りで一気にペースが上がったので、久々の分急激なペース変化に対応できなかったように感じます。

休み明け2戦目での前進に期待できる状況ですが、天皇賞も下り坂を利用して直線に入っていくため、今回もその辺りで加速ラップを刻みそうなので、そこで前について行けるかどうかがポイントになりそうです。

 

⑩サヴォーナ

前走は阪神大賞典で6着。

直線で挟まれる様な場面がありましたが、全くひるまずに最後まで脚を使っていました。

パワーとスタミナには秀でているように思いますが、かといってあの不利が無ければもっと伸びていた様にも思えません。

現状の力が阪神大賞典6着という結果なのかなと思いました。

 

前走は日経賞で4着。

前半は後続を突き放しての大逃げに見えますが、ラップ的には一定のペースを刻み続けており、初めての逃げでしたが見どころのある走りをしてくれました。

4着とはいえ着差も僅かですし前走の評価は低くありませんが、あのような淡々とした逃げはあまり天皇賞向きではない様にも感じます。

あと、そもそも今回も逃げるのか解りませんし…

 

⑫ドゥレッツァ

前走は金鯱賞で2着。

勝馬とは0.8秒差で乾杯という他ありませんでしたが、前々走の菊花賞から距離を5ハロンも短縮して、且つ速い時計の決着では、この結果もやむなしと言って良いと思います。

菊花賞では下り坂を利用して直線で一気に後続を突き放しているので、コース適正も加味すると期待度は前走以上です。

 

前走は大阪-ハンブルクカップで4着。

直線を向いてからは前がズラっと横並びの壁になる様な隊列で、進路を求めて一番外に出さざるを得ませんでした。

それでも最後まで脚を使えていましたし、初めての距離でしたが近走の中では一番良かったと思います。

とは言えオープンクラス4着からいきなり天皇賞で期待を掛けられるかは難しいところではないでしょうか。

 

⑭テーオーロイヤル

前走は阪神大賞典で1着。

とにかく追われてからの反応が他の馬とは全く違っており、ここでは頭一つ抜けた実力を示したように感じます。

加速ラップにも対応していましたし、道中も外からマークしていたディープボンドや内から上がってきたワープスピードなどからのプレッシャーも有ったと思いますが、全く意に介していません。

また稍重で勝てた事も好印象ですが、持ちタイム的にはあまり高い評価が出来ないという点には留意が必要です。

 

⑮メイショウブレゲ

前走は阪神大賞典で8着。

着順は大きいが、加速ラップに入った3コーナー付近で内から押し上げる様に付いて行く事が出来ており、手ごたえは良く見えました。

ただ首を振ったり内を向いたりと終始落ち着きのない走りで、能力を発揮しきれるかは疑問があります。

 

⑯チャックネイト

前走はAJCCで1着。

道中は3番手の追走でしたが、4コーナーで前と離されてしまい、更に後ろから来たボッケリーニにも前に出られてしまいましたが、そこから巻き返して差し返すという内容でした。

スタミナの高さを示したレースで、今回3000m超のレースは初参戦ですが、対応できると思います。

ただし前走はかなり時計のかかる特殊な馬場状態だった事に留意が必要です。

 

⑰スマートファントム

前走は御堂筋ステークスで1着。

直線では馬群の狭いところを割って伸びてきており、スローペースで時計は目立ちませんが、パワーやスタミナには秀でていそうな印象があります。

ただゲート内での落ち着きが悪く、毎回スタートが今一つなのは割引です。

外枠なのでほぼほぼ最後方からの競馬になると思うので、道中押し上げて行けるかがポイントでしょうか。

 

⑱ハピ

前走は大阪-ハンブルクカップで9着。

直線で何度も進路をカットされる不利があり、走行しているうちに後ろからも詰められてゲームセットという、完全に不完全燃焼な内容でした。

スムーズであれば馬券内まであっても良い様な内容でしたが、とは言え今回で芝は2戦目ですから強く評価できないのが率直なところ。

一応イングランディーレみたいな例も有りますが…

 

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