競馬のメモ帳

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【フローラステークス'24 編】データで見る今週の重賞

東京11R フローラステークス【G2】

このレースをデータの面から自分なりに分析していきたいと思います!

 

 

フローラS

先ず馬番別成績から。これは過去20年のデータです。

ここから人気上位5頭を除いたデータがコチラ。

更に東京芝2000m全体でのデータがコチラ。

内枠有利というより外がダメって感じです。それも割と顕著に。

東京芝2000m全体でも同じ傾向なので、フローラSが開幕週付近でやるからとか、そういう理屈ではなさそう。

 

ただちょっと気になるデータもありまして…

日曜は雨が降る可能性もありそうな予報なので、良馬場以外での開催になる可能性も考慮すべきかなと思います。

フローラステークスが良馬場以外での開催になったのは過去20年で2回しかないので、データを取るには少な過ぎますから、東京芝2000mで良馬場以外、且つ1番~5番人気を除いた馬番別成績を見てみましょう。

意外と外からも来るんですよね。

そもそも馬場状態関係なくフローラステークスだけ集計したデータを見ると、過去20年で15番枠から勝馬が3頭出ていますが、東京芝2000m全体の集計で見ると勝馬は9頭しかいません。

つまり外が厳しいといえば厳しいんだけどフローラステークスに関しては存外無視も出来ないという感じのデータになっています。

かといってガラりと外優勢になる訳ではなさそうですが、穴馬を探す際には参考にしたいデータかなと思います。

 

話を変えて、次に前走距離別成績を見てみます。

基本的にはは延長組に妙味有りという感じがします。

特に前走中山1800m組。まあフラワーカップがあるからですが、ここの成績は目立ちます。

前走1600mも結構健闘していますが、マイル戦なら関東を使ってきた馬の方が良さげ。

逆に同距離組だと関西を使ってきた馬の方が優勢…に見えますが、過去10年で比較するとあまり顕著な差はありませんでした。

距離延長組はサンプルが少ない為判断が難しいですが、データ上は目立つ存在ではありません。

 

他に興味深いなと思ったのが馬体重増減別成績

1枚目が過去20年で2枚目が過去5年の集計ですが、前走から体重減らしている馬が結構健闘している印象。

育ち盛りの3歳戦なので、体重減はあまり歓迎できなそうな印象がありますが…

 

フローラステークスは、基本的に桜花賞に出れなった馬、又は最初からオークス狙いの馬が来る舞台だと思います。

そしてそういう馬達はほぼほぼ賞金が足りていないので、ここは是が非でも権利を取りに行きたいハズ。

つまり力のある馬はキッチリ仕上げてくるのではないでしょうか?

実際のところ、馬体重2桁減で好走してきた馬を見ると人気どころが多めです。

・2023年 ゴールデンハインド(7番人気)

・2021年 ユーバーレーベン(2番人気)

・2020年 ウインマリリン(4番人気)

・2016年 パールコード(2番人気)

・2015年 マキシマムドパリ(3番人気)

ガレたのではなく、万全に仕上げて馬体を絞った結果の体重減の可能性があると思います。

なので人気どころの馬体重大幅減はあまり割り引く必要はないかもしれません。

調教派、パドック派の人たちの意見も参考にしながら判断していきたいところです。

 

次に展開的な部分を分析していくと、スローペースになる傾向が強いためか、やはり逃げ・先行勢優勢です。

特に逃げに関しては近5年の成績が良く、ここ5年だけで4頭が馬券に絡む活躍を見せています。

…と、ここでまた良馬場以外の時の話をしておきたいんですけど、過去2回あった良馬場以外のフローラステークスはそうとも限りません。

 

<2013年大会 稍重

1着 ⑫デニムアンドルビー(1番人気) -⑱⑯⑤

2着 ⑩エバーブロッサム(2番人気) -⑪⑧⑤

3着 ⑥ブリュネット(9番人気) -⑩⑧⑩

<2011年大会 重>

1着 ⑧バウンシーチューン(9番人気) -⑯⑫⑬

2着 ①マイネルソルシエール(15番人気) -⑤⑤⑤

3着 ⑤ピュアブリーゼ(3番人気) -④③④

 

他の開催よりは明らかに差しが届きやすくなっています。

この時はそんなに外枠から突っ込んできたという感じでも無いですが、前述の通り良馬場以外の時の馬番別成績を見ると、良馬場の時よりも外枠の馬が明らかに馬券に絡みやすくなっているので、良馬場以外の時は差し警戒、外枠ならより注意、ぐらいのことは言っても良さそう。

 

もう一つ、近20年と近5年を比較した際に異なる結果が表れているデータがあって、それが前走着順別成績です。

端的に言うと、近年は前走好走馬の信頼度が低くなっています。

最初が近20年、後が近5年のデータです。

近20年のデータでは、馬券に絡んだ馬のうち65%が前走3着以内という成績でしたが、近5年では46.67%に低下しています。

特に前走2.3着の馬は低迷しており、近5年ではそれぞれ1頭ずつしか馬券に絡んでいません。

勿論その分前走で負けてきた馬たちが頑張っているわけですが、それは何か要因が有るのでしょうか?

 

これはちょっと妄想も入るんですが… 近年は桜花賞使わないで最初からオークス狙いみたいな馬増えたような印象が有るんですよね。

要は前走ではちょっと不甲斐無い結果だったけど、もう桜花賞は捨ててココに集中!みたいな。そういう馬が増えたような…?気がしないでもない…?

まあ後は外厩含めた調教技術の発達とかで、前走負けてきた馬でも調子を取り戻しやすいみたいな、そういった事もあるかもしれません。

 

まとめると…

調教の様子など仕上がり具合が大事になりそうなレースです。

いや勿論、調教とか状態とかが大事じゃないレースなんてありませんが、兎に角権利が欲しい馬が出てくるレースだと思うので、そういう意味ではいつも以上にその辺りの要素が結果に繋がるじゃないかなと思います。

 

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【皐月賞'24 他】4月14日のメインレース予想記事

<4月14日のメインレース>

福島民報杯【L・福島】

アンタレスステークス【G3・阪神

皐月賞【G1・中山】

 

各レースの印と買い目をご案内します!

※障害重賞はあまり自身が無いので、軽く触れる程度です。

 

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福島民報杯

◎⑩ハーランズハーツ

小倉を得意としている馬で、小倉適性は福島適性と通じる部分がある。

土曜の開催を見ると、福島はやや上りがかかり差しも届くような馬場状態であり、この馬にも合っていそう。

勝つまではどうかと思うが、馬券内までなら一発あっても良い。

以下、⑧⑦⑯⑭

 

馬連、ワイド ⑩-⑧⑦⑯⑭

 

 

アンタレスステークス

◎④サトノロイヤル

4走前の立夏ステークスの内容から判断すると近走は負け過ぎな印象。

先行力があるし、テーオードレフォンぐらいしか明確に逃げそうな馬がおらず、スローペースが想定されそうなメンバー構成も追い風。

確かに阪神適性は疑問だが、ここまで人気がないなら買える。

以下、⑧⑯③①

 

馬連、ワイド ④-⑧⑯③①

 

 

皐月賞

◎①サンライズジパング

ホープフルステークスの再現に期待できる隊列が魅力。

土曜の開催を見ると馬場の内側もまだまだ伸びが良いので、内でじっくりと我慢を効かせることが出来ればチャンスはある。

上りのかかる馬場状態も追い風

以下、⑧②⑭⑫⑯

 

馬連、ワイド ①-⑧②⑭⑫⑯

 

 

さあ、日曜の競馬を楽しみましょう!!

【アーリントンカップ'24 他】4月13日のメインレース予想記事

<4月13日のメインレース>

ラジオ福島賞【福島】

アーリントンカップ【G3・阪神

 

各レースの印と買い目をご案内します!

※障害重賞はあまり自身が無いので、軽く触れる程度です。

 

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ラジオ福島

◎⑤リラックス

忌憚なく言えばメンバーレベルの低い一戦だと思います。

1勝クラスを勝った時のタイムを見る分には2勝クラスでも通用して良いと思いますし、先行出来ないと脆い馬なので内目の枠に入れたことも好材料です。

キングクーやサトノガレオンあたりに続くようなポジションが取れれば。

以下、②⑮⑫③の順

 

馬連ワイド ⑤-②⑮⑫③

 

 

アーリントンカップ

◎⑮オフトレイル

先週の開催を見ると、今の阪神はかなり差しが決まりやすい状態です。

差し馬優勢と見た場合、ジュンヴァンケットとディスペランツァが強いですが、どちらも調教が軽く見えます。

軽くても良いという見方も有るかもしれませんが、ディスペランツァは前走の様な直線だけの競馬が重賞で通用するかは解りませんし、ジュンヴァンケットはデビューが遅れた馬の今回が2戦目でしかも軽めの調教という点で気になる部分があります。

となれば前走で前残り競馬を差し切ったオフトレイルの魅力が強いかなと。

以下、③⑬⑦①⑯⑤の順

 

馬単マルチ ⑮⇔③⑬⑦①⑯⑤

 

 

中山グランドジャンプ

障害競走はあまり自信が無いので予想はしません…

が、流石にマイネルグロンでは…?と思っています。

中山大障害のタイムも素晴らしかったですし。

 

あと、4000m以上の距離と63kgの斤量を背負うという点で、やはりJG1にはJG1独特の適性があると思うので、イロゴトシやニシノデイジーも注目候補。

その他近3年のペガサスJSの中でも一番強い勝ち方だったビレッジイーグルも調子が良さそうに感じます。

 

馬券を買うならマイネルグロンを1着固定、2着にイロゴトシ・ニシノデイジー・ビレッジイーグルを指定した三連単フォーメーションなどでしょうか?

 

 

 

以上です!

土曜日の競馬を楽しみましょう!!

そして全人馬が無事にレースを終えられますように!!

【福島民報杯'24 他】今週のメインレース注目馬

<今週の開催重賞>

4/13(土)

ラジオ福島賞【福島】

4/14(日)

福島民報杯【L・福島】

 

各重賞の注目馬を何頭かピックアップしてご紹介します!

 

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ラジオ福島

〇サトノガレオン

良績が脚抜きの良い馬場に集中しており、良馬場開催が予測される今回はどうか。

ただし今回のメンバーは成績の安定感に欠く馬が多いので、やはり無視できない存在。

〇サニーサフラン

前走でガラリ一辺も勝ちっぷりは目立つものではない。

ただ遠征が極端ダメそうな印象がある為、福島ぐらいだったら何とか調子を維持できそうな点は好材料

〇カイザーブリッツ

先行力があり、且つ抑えて良さが出るようなタイプでもないため、飛ばし逃げで残せるかどうかという馬。

使ってよくなるタイプなので感覚が詰まっているのはマイナスではないが、大崩れも多く、過信は出来ない。

〇リラックス

近走成績は目立たないが、未勝利・1勝クラス時のレースを見ると持ち時計が無いわけではない。

3走前のレースでは6着だったが勝馬から0.3秒と僅差で、力の要る乾いた良馬場にも対応した。

先行出来ないと脆いが、枠と並び次第では評価を上げたい。

〇リーゼントミニー

カイザーブリッツ同様、逃げてどうなるかという馬だが、軽斤量の時に良績が集中しているため、定量戦の今回は馬柱だけ見ると食指は動かない。

前走3着に起因して人気になる様であれば疑ってかかりたい。

〇キングクー

昇級後はクラスの壁にぶつかっているが、それぞれのレースのトラックバイアスも加味して考えれば、1戦1戦毎に着実にタイムは短縮している。

馬券内に来ても不思議でないが、勝つまではどうか。

 

 

福島民報杯

〇ロングラン

小回りコースは得意だが、後方からの脚質ゆえに展開の影響は受けやすい。

現に前走の小倉大賞典2着の時はハイペースで差しが決まりやすい条件が整っていた。

今回もハイペース想定なら評価上げ、スローペース想定なら評価下げが妥当か。

〇アウスヴァール

長期休み明けの前走も逃げ切った生粋の逃げ馬。

この馬はとにかく逃げて残せるかどうかだけ。前走勝っているという点で休み明けの影響は無さそうだが、やはりペースが上がると脆さは有る。

〇カレンルシェルブル

昨年のこのレースの勝馬で、福島記念でも3着に好走した福島巧者。

しかし時計のかかる馬場が得意で、開幕2週目の福島が合うかは検討を要する。

とは言え前走の日経新春杯は5着で、荒れた芝での時計決着には対応しており、自力は侮れない。

〇バビット

前走の京都記念で、馬場の内目の良いところを突いて3着に残し、復活を印象付けた。

とはいえ元来持ちタイムに優れるタイプではない。

調子はよさそうだが、好走にはやはり展開の助けが要るかも?

〇リフレーミング

前走は道中で動いて行ったことが功を奏した格好で、展開の利はあった。

とは言えメンバーレベルの高い一戦を制してきた点は好感触。

オープン入り初戦でハンデが軽めなのも追い風。

〇ハーランズハーツ

現役屈指の小倉巧者が7歳にして福島は初参戦。

かつてメイショウカイドウなどがそうであったように、小倉巧者は福島でも侮れない場合がある。

前走もオープン初戦であまり差のない4着に食い込んでおり、差しが決まる展開なら軽視できない。

 

【皐月賞'24 他】今週の重賞注目馬

<今週の開催重賞>

4/13(土)

アーリントンカップ【G3・阪神

4/14(日)

アンタレスステークス【G3・阪神

皐月賞【G1・中山】

 

各重賞の注目馬を何頭かピックアップしてご紹介します!

※J重賞は自信ある予想がお届け出来ないので割愛させていただきます。

藤岡康太騎手の訃報が報じられました。

深くご冥福をお祈りするとともに、今週の開催が全人馬無事に終えられることを祈ります。

 

 

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アーリントンカップ

〇ディスペランツァ

前走は最後方から直線だけで勝負を付けるような競馬。

スローペースで差し切った点は評価できるが、重賞で同じ形で勝負になるかは解らない。

加えてモレイラ騎手にスイッチするため、必ずしも前走の様な追込競馬ではない可能性も有り。

〇シヴァース

前走はスローペースを先行して粘り切れずといった内容だが、コーナー入口で団子になっていたことに加え、決して末脚のキレるタイプではないので、差されてしまった事もやむなし。

ただ今回も同じような展開になれば同じような結果になる可能性はある。

〇ジュンヴァンケット

前走は未勝利戦でデビュー。前半で折り合いを欠きながらも、最後は流して5馬身差圧勝で強いとしか言いようがない内容。

能力的にはいきなりの重賞でも通用しそうだが、デビューが遅れた馬なので調整が万全かは見極めるべき。

〇オフトレイル

前走はスローペースで前残りの展開となる中後方からの差し切り勝ちで着差以上に強い内容。

持ちタイム面では若干の不安も、時計のかかる馬場なら軽視できない。

〇チャンネルトンネル

ここ2戦続けて4着だが、いずれも超スローペースで折り合いに欠いた印象。

マイル重賞のペースなら一変あっても不思議ではない。

〇ポッドテオ

前々走のセントポーリア賞の様に展開が向いても勝ち切れなかったが、前走のではしっかりと勝ち切っている点から現状1600mの方が良いのは間違いない。

3走前のジュニアカップは3着ながらタイムが良く、走力は侮れないはず。

 

 

アンタレスステークス

〇ハギノアレグリア

実績最上位で、強い馬とも接戦を演じてきた経験もある。

しかし前々走の様に先行勢に早い流れを作られてしまうと脆さも感じる。

〇テーオードレフォン

前走の逃げ切り勝ちで戦略の幅が広がる。

ただパサパサの良馬場専門といった成績で、今回も馬場状態は注意が必要。

〇ヴィクティファルス

前走の東海ステークスで、強い馬相手に3着に好走。

ただし展開は向いているのでこの結果に対しては過信禁物。

とは言え前々走はスタートに躓きながらも押し上げて行って完勝だったので、依然として充実度は高そう。

〇スレイマン

前走の門司ステークスはペースセッティングに0.7秒差をつける完勝。

ただこのレースはかなり時計のかかる馬場状態だったためやや特殊条件下であることに留意は必要。

とは言えワールドタキオンやキングズソード等重賞好走馬相手にもあまり差のない競馬が出来ているので実力は有る。

〇ミッキーヌチバナ

ベテルギウスステークスでペプチドナイルから0.3秒差の3着。

上がり2位の脚も使えているので、阪神ダートコースへの適正は高そう。

〇トウセツ

ミッキーヌチバナが3着だったベテルギウスSで、遅れる事0.1秒差の5着。

このレースは早め仕掛けが功を奏したが、本来得意とする形とは言い難かった。

展開の助けは要るが差し届く流れなら一発警戒。

 

 

皐月賞

〇メイショウタバル

毎日杯は逃げて差す競馬で完勝。先行馬だが末脚が使えるのは前々走のつばき賞で極端な後傾ラップに対応した事で証明済み。

ハイペースになりやすいレースなので、先行争いが激化する様であれば差しに回っても面白い存在。

〇ジャンタルマンタル

前走は先を見据えた仕上げも、最後ジャスティンミラノに離されてしまったという点で不満は残る。

折り合いを欠く事がままあるレース前半に課題あり。

〇レガレイラ

ホープフルステークス勝馬

このレースはかなり上がりのかかる馬場状態で、外を大きく回るロスが有りつつも最後は差し切った点で評価が高い。

今の中山の馬場状態とも近い印象があるが、今回は前半からある程度ペースも早くなりそうでより総合力を求められる一戦になりそう。

〇シンエンペラー

ホープフルステークス2着馬も、直線で他の馬に迷惑を掛けたりとあまり褒められないレースになってしまった。

前走は前走で、最初のコーナーまででトロヴァトーレと喧嘩しており、結果2着が精一杯。

能力は有るがそれを発揮できる状態かどうかが焦点。

〇ダノンデサイル

京成杯は直線を向いた時点でフラつくような場面が有りつつも勝ち切っている。

上がりタイムは過去の同レースと比較してもトップのタイムで、能力は高い。

あまりクラシックとはつながらないレースだが、昨年のソールオリエンスの例もあるため油断禁物。

〇エコロヴァルツ

前走は折り合いを大きく欠いており、課題は有るがレース内容自体は参考外と見ることができる。

朝日杯FSで2着に入った自力は本物で、しかも試した事の無かった後方からの競馬で対応した内容も好感触。

〇コスモキュランダ

前走で弥生賞を勝っているが、早めの動き出しが功を奏した印象。

マークされるようなポジションでも無かったことから好きに動けたという側面も有りそう。

前走以上に警戒されているであろう今回はどうか。

【桜花賞’24 他】4月7日の振り返り

<4月7日のメインレース>

・モルガナイトステークス【福島】

・京葉ステークス【中山】

桜花賞【G1・阪神

 

各メインレースを振り返っていきます。

馬券の感想、反省点などを述べつつ、次走以降気にしておくべき馬についても述べていきたいと思います。

 

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モルガナイトステークス

このレース本命のアサカラキングは1着!

一応推奨買い目から3連単的中でしたが、30点買って52倍なのであんまり配当的には美味しくなかったですね。

まあ圧倒的1番人気だったので勝つだろうとは思っていましたが…思っていた倍は強かったですね!

前半3ハロンを32.9で走ってそのまま2馬身差つけて逃げ切り勝ちですから、これはもう強かったという他ないです。

気が早いですが秋のスプリンターズステークスが今から楽しみに感じてしまう様な、そんな逸材だと思います。

 

アサカラキングがハイペースで飛ばした影響で、恐らく後続もなし崩し的に脚を使う結果になったのでしょう。このレースは後方の馬もほとんど上りの脚が一緒になっていました。

そんな中上り2位の脚を使って3着まで追い込んできたサンライズオネストは力を見せてくれたと思います。

ただ気になる部分も有って、スタート後結構促している様に見えるのですが、結果後ろからになってしまいました。

どうも近走はテンの脚が速くないんですよね。

もうちょっと前でも競馬が出来るはずなんですが…まあ後ろからでも結果に繋がっていますからね、枠次第でまた前にという展開も有るかもしれませんが、今後は今回の様な後方策が主体になってきそうです。

 

2着だったモリノドリームは、先行して直線もうまく抜け出してという内容だったのですが、ちょっとコーナーで引っかかっている様に見えた事と、あと直線で滅茶苦茶ムチが入っていたのが気になりました。

レース後「いつもより出していった」とのコメントがありましたが、今回の走りを見るとこの馬はもう少し控える形の方が力は出せそうな気がします。

まあ開幕週の福島で、控えて良いイメージはないので今回はやむなしの結果ですが、もう少し開催が進んだ馬場とか、あとはやっぱり洋芝で見てみたいですね。

 

後方の入着になった馬だと、直線でプルパレイが外に膨らんだ影響をモロに受けてしまったファイアダンサーは次走でまた期待したいところでしょうか。

ラスト100mを切るぐらいまで全く進路が空かなかったロードベイリーフも次走で仕切り直しですね。

 

 

京葉ステークス

このレース本命のケイアイロベージは10着…

スピードは有る馬なので、脚抜きの良い馬場でも届くんじゃないかなーぐらいに構えていましたが、結果的にはペースも大して上がらず、前も止まらずといったレースになりましたね。

完全に展開の読み間違いでした。

 

勝ったシアージストと2着のファーンヒルは、完全に展開の利を得ています。

スタート決めて先行すると、後ろから突かれる様な事も無ければ、2頭でやり合う様な事も有りませんでした。

ああいう展開だとまあ残りますよね。

シアージストはちょっと気性の面で難がありますし、ファーンヒルもコンスタントに使えないというモロさがあるので、2頭とも次走での検討にあたっては、相手関係や状態面をよく見極める必要があると思います。

とは言え3着以下は離していますからね、能力的に上のクラスでは足りないという事はないので、相手次第では次走も期待できると思います。

 

3着だったジレトールは、直線で何度も挟まれそうになりながらも強引に馬群を割って伸びてきています。

あそこを突っ込めるというのは、操縦性の高さ、瞬発力の高さを裏付けるものです。

もっとスムーズに抜け出せていたら、逆転まではどうかと思いますがより肉迫していたのは明らかです。

後方脚質なので展開は見極めるべきですが、次走も注目しておきたい1頭です。

 

2番人気で10着だったメズメライザーは、こういう脚抜きの良い馬場での時計勝負はそこまで得意ではないので、この結果もやむなしかなと思います。

ただコーナーの出口付近で引っかかっている様に見えますし、スタート直後も外を向いていたりと、やや集中力に欠く印象がありました。

時折こういった大敗も有る馬なので、今後も注意は必要かもしれませんね。

 

 

桜花賞

このレース本命のイフェイオンは11着大敗…

ちょっと頭も高くて落ち着かない走りでしたね。

前走も前々走も落ち着きのなさは見せていたんですが、今回は完全に囲まれるような隊列になってしまって、結局最後まで落ち着きを取り戻すことが出来なかった様に見えました。

能力的に足りていないという事はないと思いますが、現状は精神的な成長待ちといったところでしょうか。

外目で前に馬を置いて走れそうな枠でもない限り、慎重に考えた方が良いかもしれません。

 

勝ったステレンボッシュは、鞍上の手綱さばきと、それに応えた馬の能力とが嚙み合った見事な勝利だったなと思います。

トロールを見ると、最後のコーナーでアスコリピチェーノを外に弾き出しつつ回っていることが解ります。

そしてこれはステレンボッシュの瞬発力あってこその走りです。

G1馬であるアスコリピチェーノ以上の脚で突っ込んでいるからこそ制裁対象にならないのであって、並みの瞬発力の馬ならあの進路は取れていないハズです。

その結果アスコリピチェーノは隊列の一番外まで飛ばされていますからね、そこから2着に食い込んできたのは流石という他ありませんが、今回はステレンボッシュが一枚上手だったかなと思います。

 

3着だったライトバックは、4着に入ったスウィープフィートをマークして、最後直線に向くときは前にいたマスクオールウィンにスウィープフィートをひっかけて仕掛け遅れを作り出しています。

道中の最後方策も意図したものだったでしょう。結果的に3着に食い込んでいる訳ですから、展開読みも含め鞍上の手腕が光ったレースだったと思います。

馬自身も上り32.8の脚を使っていて、この記録は2019年のシゲルピンクダイヤに次ぐ歴代2位の記録です。

恐らく今後も後方策を取っていくと思うので、まあ取りこぼすレースも有るとは思いますが、馬券的には常に注意を払っておきたい1頭かなと思います。

 

可哀そうな競馬になってしまったのが4番人気13着だったチェルヴィニア

比較的差しが台頭する結果となる中、先行して終始大外を回らされたという時点で、枠も展開も向きませんでした。

更に直線でもゴチャゴチャしてしまって、セキトバイーストに弾かれるわワイドラトゥールにも弾かれるわでレースになっていません。

もっとも、道中のロスがあったとしても、能力を考えればもう少し弾けてほしかったところですが…

次走がオークスと言われると微妙ですが、自己条件戦で仕切り直しなら見直しは可能だと思います。

 

もう一頭、意外な頑張りを見せてくれたのがエトヴプレです。

フィリーズレビューを勝った後に、1600mは長いというコメントが出ていました。

しかも今回は、前述の通り先行勢に利のある流れとは言えない中、しっかりと5着に粘り切ったのは評価できます。

次はNHKマイルに行くのか、得意距離の1400mで一回組み立てなおすのか解りませんが、次走も注目度は高いです。

【ニュージーランドT’24 他】4月6日の振り返り

<4月6日のメインレース>

・吾妻小富士ステークス【福島】

阪神牝馬ステークス【G2・阪神

ニュージーランドトロフィー【G2・中山】

 

各メインレースを振り返っていきます。

馬券の感想、反省点などを述べつつ、次走以降気にしておくべき馬についても述べていきたいと思います。

 

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吾妻小富士ステークス

本命のプリンスミノルは4着、対抗のペースセッティングが3着でした…

先ず本命のプリンスミノルですが、スタートで若干出負けしたものの、勝ったブラックアーメットの後ろに付ける事が出来たので、道中はむしろスムーズに運ぶことが出来ました。

上りも使えているんで、レース内容は悪くなかったと思いますが、結果としてはこの馬よりも前を走っていた馬が残っているので、まあ展開も向かなかったという事でしょう。

スタートは課題ですが、次走も期待できると思います。

対抗のペースセッティングは、向こう正面で前を走っていたメイショウウズマサのキックバックをモロに被る場面があって、それを嫌がる様に内に寄って行った様な場面がありました。

その辺でリズムを崩したのでしょうか?4コーナ-の入りぐらいから鞭が入っていて、少し推進力に欠けるような印象がありました。

鞍上のコメントでは「距離はもう少し短い方が良い」との事なので、次走も引き続き注目が必要だと思います。

 

勝ったブラックアーメットですが、先ずライラボンドが直線でフラついてサンマルレジェンドに接触、それの煽りを受ける形でブラックアーメットも更に外へと進路を取らざるを得ない様な被害が出ていました。

致命的とまでは至らないレベルの不利でしたが、進路を切り替えた直後にはもう前を捕えていましたから、一瞬のキレは素晴らしかったですね。

ただ近走でこういう競馬が出来ているかというとソレは微妙なので、現状福島以外ではどうなんだろうなという気はします。

 

2着のライラボンドは、こう乗ってくる事は読めなかったので、コレは御見それしましたという他ありません。

初コンビで何かこうカンフル剤的な作用があれば、という期待をかける事も出来たかもしれませんが、福島も得意そうには見えませんでしたし、まあ正直私の予想スタイルだと戦前の内容では全く拾えませんでした。

一応2着という結果を今回残していますが、直線で他の馬に迷惑をかけてしまいましたし、その後も少しフラフラとした走りになっていたので、次走評価まではちょっと難しいと思います。 …が、そうは言っても今回好走している訳ですからね、ちょっと判断が難しいですね。

 

あと、前述の通りサンマルレジェンドは直線で明確な不利を受けています。

それで掲示板確保ですからね、次走は評価を上げることが出来ると思います。

 

 

阪神牝馬ステークス

このレース本命のライラックは10着と大敗…

大外枠ですし後方からの競馬なんだろなと思っていたんですが、今回はスタートが良くて4走前の府中牝馬の時みたいに先行策となりました。

しかし最後全く伸びなかったのは、恐らく大外枠故に前に馬を置けなかった事でリズムを崩したのかなと思います。

あと今回もスローでしたが、府中牝馬はもっとスローだったので、その辺の影響も有りそうですし、あとはやっぱり馬体重を大きく減らしてしまった影響も考えられます。

恐らく要因は一つではなく複合的なもので、総じて今回は「舞台が向かなかった」で片づけられるように思う反面、次走でいきなりの巻き返しに期待できるかはそれも微妙といったところでしょう。

 

そして勝ったマスクトディーヴァ、まあ強かったは強かったですし、実力を考えれば当然の結果かもしれませんが、ちょっと直線の進路取りが乱暴でしたね。

煽りを受けたのがモズゴールドバレルで、接触後に明らかに手応えがなくなっているのが解ります。

マスクトディーヴァの方も、最後ウンブライルには詰め寄られていますからね、勝つには勝ったが案外目立たなかったというのが率直な印象です。

次走はヴィクトリアマイルでしょうか?今回は一応スタート決まりましたけれど、マイルG1で戦うと思うと少し不安も感じます。

接触された方のモズゴールドバレルは次走で改めて期待したいところです。

 

評価が難しいのがウンブライル

重賞の注目馬紹介でも書きましたが、正直NHKマイルCの出走メンバーのその後の過程と、前走の東京新聞杯の結果を見ると、ここまでやれるような印象は正直有りません。

まあ確かに今回は、道中は前に馬を置き、直線だけ外に出すような競馬が出来ていたので、リズムの良い走りは出来ていました。

ああいうレースをして、最後届くかどうか。この馬の場合そこだけなんだと思います。

前に馬を置けそうな隊列、包まれなさそうな隊列、そして差しが決まりそうな馬場・展開…この辺りを考えて展開の利が有りそうなら次回以降も期待、イマイチ無さそうなら思い切って消し。

このぐらいの感覚で見ても良いかもしれません。

 

 

ニュージーランドT

本命のシャインズオンユーは12着…

もうスタート後もそうですし、最初のコーナーまでもフラフラ…道中も掛かっていましたし、参考外と見て良いレースでしたが課題は多いです。

持ちタイムは有るので、自己条件戦ぐらいは楽に突破できると思いますが、コレだけ色々あると次走は様子を見ざるを得ないでしょうか…

 

その隣だったキャプテンシーは1番人気で16着最下位…

ここまで負ける馬では無いのでちょっと心配でしたが、とりあえず怪我とかは無さそう。

エコロブルームに直線で進路をカットされた影響は有ると思いますが、その前から手ごたえが悪かったので、状態面に問題があったのかもしれません。

ただ肝心の原因の方はハッキリしません。

スタート後にシャインズオンユーからちょっかいを出されたのが影響したかもしれませんし、馬体の印象もちょっと太かった様に感じますが… 解らない以上、次走でいきなり見直し可能とまで言って良いかは微妙なところ。

 

勝ったエコロブルームですが、内を突こうとしてダメで、外に進路を切り替えて再加速しているので、これは着差以上に強い内容でした。

ただ2着に敗れたボンドガールも、上りが35秒以上かかる様な馬場は決して得意ではないと思いますので、コチラもまだ上がある様に感じます。

2頭とも次走はNHKマイルCでしょうか?どちらも楽しみです。

 

3着に逃げ粘ったボンドガールは、スローだったことに加え、非常に上りのかかる馬場状態だったことが功を奏したと言えそうです。

重い馬場への適性は高そうですが、高速馬場で同じ競馬が出来るかは考えた方が良いかもしれません。