競馬のメモ帳

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【京都新聞杯/NHKマイルC'24】出走各馬の短評

2024/5/4.5

京都11R 京都新聞杯【G2】

東京11R NHKマイルC【G1】

 

各重賞出走馬の前走の内容を中心に全頭の短評を行っていきます!

 

 

京都新聞杯

①ジューンテイク

前走は若葉ステークスで5着。

過去のレースぶりと比較して末脚の伸びが悪かった印象がありますが、前を走るノーブルスカイが苦しくなり、それをかわす動きをした分少し仕掛け遅れていた様に見えます。

参考外とまでは言いませんが、もう少し鋭い脚が使えても良い馬だと思います。

 

②スカイサーベイ

前走は未勝利戦でデビュー勝ち。

スタートは良くありませんでしたが、前に馬を置いて道中は我慢を効かせ、コーナーから徐々に進出を開始し直線で差し切りました。

レースぶりは落ち着いていましたが、外差しの決着になったため展開の利は働いており、いきなりの重賞挑戦で通用するほどのイメージは持てません。

 

③オールセインツ

前走は未勝利戦でデビュー勝ち。

末脚のキレは中々のモノを持っていそうですが、鞍上に押されてもスタート後の行き脚が付かず、コーナーでも早めに鞭が入るなど随所でズブさを見せています。

成長していけば面白い存在になる可能性は有ると思いますが、デビュー2戦目でいきなりの重賞挑戦ではどうでしょうか。

 

④ギャンブルルーム

前走はアルメリア賞で1着。

7頭立ての小頭数で先行押し切りという内容なので、あまり高い評価は出来ないが、かなり風の強い中での先行策だったのでスタミナは有りそうです。

ただ札幌2歳ステークス3着という実績も示す通り、時計が掛かった方がこの馬には合うと思います。

 

⑤ウエストナウ

前走は未勝利戦でデビュー勝ち。

外枠発走でしたが道中で進路が空いて内埒沿いへ、しかし直線で内が開かずまた外に出すロスを負いながらも鋭い脚を見せて、結果2着に2馬身差をつける完勝でした。

タイムも優秀で、前走内容は非常に高く評価できます。

デビューが遅れた馬なので、状態を維持出来ているかどうかが焦点となりそうです。

 

⑥ファーヴェント

前走は毎日杯で4着。

3着からも1馬身以上離されており着順的にはあまり高い評価は出来ませんが、直線ではスマートワイスと何度も接触をしながら競り勝っており、パワーや根性の強さを感じます。

全体時計が速かったため、離された4着ながらタイム的な評価も決して低くありません。

 

⑦ヴェローチェエラ

前走はゆきやなぎ賞で2着。

小頭数のスローペースでしたが、直線だけ外に出すようなロスの少ない競馬でしっかりと伸びてきています。

勝馬のショウナンラプンタが先日の青葉賞で2着に入っていますから、これを物差しに考えても評価は高いです。

 

⑧ベラジオボンド

前走は毎日杯で3着。

ファーヴェント同様、このレースは全体時計が速かったため離された3着といえどもタイム的には評価は高いです。

ただファーヴェントに0.2秒差を付けているとはいえ、こちらはロスも少なく接触等も少なかったため、明確にファーヴェントより上の評価が出来るわけでは無いと思います。

 

⑨プレリュードシチー

前走は京都2歳Sで2着。

差し馬が台頭する結果に乗じての2着と見る事が出来るため、あまり高い評価が出来るレース内容では無かったと思います。

ただこのレースはシンエンペラー、サトノシュトラーセディスペランツァなどメンバーレベルがかなり高く、展開の利があったとはいえ2着は非常に立派な成績です。

久々の一戦で力を出せる状態にあるかがポイントになりそうです。

 

⑩ハヤテノフクノスケ

前走はゆきやなぎ賞で4着

上り勝負が向かなかったという側面は有りますが、小頭数のスローペースを先行して4着という内容なので評価は出来ません。

未勝利戦の内容からも時計が掛かった方が良いとは思いますが、距離不安が無い点は好材料だと思います。

 

前走は未勝利戦に勝利。

3コーナーで外から上がって行こうとしたところでエバーアリエルに蓋をされてしまい仕掛け遅れてしまったように見えます。

それでもコーナー出口で加速しながら半ば強引に外へ持ち出しての差し切り勝ちで、勝ちっぷりは派手です。

とは言え前走は減量騎手起用ですし、レースぶりはまだまだ粗削りで、重賞で活躍できるようなイメージは現状持てません。

 

 

⑫インザモーメント

前走はアザレア賞で1着。

小頭数のスローペースになったためか、道中は行きたがる素振りを見せていましたが、何とかなだめて直線の伸びに繋げています。

前走内容はそこまで高く評価できませんが、出走頭数が増えてくれた方がペースは流れると思うので、折り合いの面ではプラスに働くと思います。

 

⑬タガノデュード

前走はアーリントンカップで10着。

終始3.4頭分外を回されるような形になりロスが大きく、それが直線の伸びに影響したと思います。

恐らく前走よりも長い距離の方が良いとは思いますが、かといっていきなりの3ハロン延長でG2挑戦はどうでしょうか。

 

⑭アドマイヤテラ

前走は若葉ステークスで4着。

内を通った馬が台頭し、逃げ馬が2着に入る先行有利の展開の中、大きく外を回して4着まで上がってきており、着順以上に評価できる内容だったと思います。

前々走の様に道中で位置を押し上げていく様な競馬も出来るので、操縦性も高いです。

ただ10頭以下でのレースしか経験が無いため、揉まれるような展開になった時に不安はありますが、その分この枠は良かったと思います。

 

⑮キープカルム

前走はひめさゆり賞で1着。

外を通り、前に馬を置かずとも自分でレースを組み立てる事が出来ているので、レースセンスの高さを伺わせる一戦だったと思います。

ただ内を通った馬が比較的上位に残る展開だったので、トラックバイアス的には利が働いていた印象です。

 

 

NHKマイルC

①ダノンマッキンリー

前走はファルコンステークスで1着。

最後方から大外を回って差し切り勝ちという内容で勝ちっぷりは良かったです。

外の馬にバイアスがかかる様な馬場状態でも無かったため評価は高いですが、最大の焦点は1600mという距離では無いでしょうか。

恐らく今回も後ろから行くのではないかと見ています。

 

②ノーブルロジャー

前走は毎日杯で2着。

勝馬からは離されていますが、全体時計は早くメンバーレベルも高い一戦だったので、着順通り評価が出来ます。

ただ1コーナーまでで外から寄ってきた馬に露骨に反応するなど、まだまだ幼さが残る印象です。

 

前走はアーリントンカップで1着。

直線では馬群の間を縫うように伸びてきており、操縦性の高さを伺わせます。

鞭が入ったのは残り200m付近なので決してスムーズではありませんでしたが、それでも差し切っているので瞬発力にも非凡なものを感じます。

かなりのスローペースを馬群の内で進めていたため、脚が溜まる状況にあった点は留意が必要ですが、かといって前走評価は落とせません。

 

④イフェイオン

前走は桜花賞で11着。

着順は大きくなってしまいましたが、道中は頭を振ったりと集中力に欠く場面を見せながら最後まで伸びてきており、着順ほど評価は低くありません。

前走や前々走は落ち着いて走れているので、包まれるのがイヤという可能性は有りそうです。

となればこの枠は少し難しさがあると思います。

 

⑤ボンドガール

前走はNZTで2着。

道中は3着馬の後ろ、直線も内を通った馬での決着だったので、2着とはいえ展開の利は働いていた印象があります。

前々走で見せていたスタートの課題は改善されたように思いますが、頭の高い走りで未だ若さも感じます。

 

前走はファルコンステークスで5着。

直線では全く進路が無く、前を走っていたソンシが3着に上がってきたので5着まで来ることが出来たという内容でした。

スムーズであればもっと上の着も狙えたため、着順ほど評価は低くありません。

ただスタートに課題を抱えている馬なので、今回も後方からどこまで食い込めるのか、といったレースになりそうです。

 

⑦チャンネルトンネル

前走はアーリントンカップで3着。

外を通った馬にバイアスがかかるような競馬ではありませんでしたが、外を通って良く伸びてきています。

ただより外から、よりスムーズではない中で差し切ったディスペランツァの方がどうしても評価は上です。

 

⑧エンヤラヴフェイス

前走はNZTで9着。

内を通った馬での決着になる中、外を回して最後まで足を使えています。

ただこのところ重賞で大きな着順が続いており、且つ今年4戦目と使い詰めな印象もあるので、なかなか好意的な見方は出来ないというのが率直なところです。

 

前走はNZTで16着。

陣営のコメントからは「久々の分も有った」とありますが、それを差しおいても流石に負け過ぎで、稍重も影響した可能性も有ると思いますが敗因分析が難しい1頭です。

逃げれないとダメという可能性も有ると思うので、この枠はどうでしょうか。

 

⑩ウォーターリヒト

前走は皐月賞で16着。

前々走のスプリングステークスと共に、終始後方というレースが続いているため、レース内容からは中々好意的な見方ができません。

3走前のきさらぎ賞は3着でしたが、最初のコーナーまでが非常に長い京都1800mという特殊なコースだったため参考にはし難いです。

 

⑪アレンジャー

前走はアーリントンカップで2着

先行してそのまま粘り切りといった内容でしたが、内を通った馬が比較的残っている展開なので、着順ほど高い評価は出来ないように思います。

陣営コメントでは乗りにくさがあるとのことなので、横山和生騎手へのスイッチも余り好意的には見れません。

 

⑫ゴンバデカーブース

前走はホープフルSですが感冒により取消、前々走のサウジアラビアRCで1着。

最後方からの競馬となりましたが、レース後のコメントで「馬のリズムを最優先した」とある様にコレは意図的なものです。

勝ちっぷりは良かったですが、2.3着馬も折り合いに苦労していたことを考えると内容は評価し難いと思います。

取消明け、久々でG1直行と、クリアしなければならないハードルは多いです。

 

前走はファルコンステークスで9着。

前々走の朝日杯FSでの大暴走を矯正するためか最後方策を取りましたが、結果的に内に進路が無くこの着順となりました。

前走は試走的なレースだと思いますので参考外でいいと思いますが、かといって今回改めて期待をかけられるほど前走の内容が良かった訳ではありません。

それほど前々走の影響は軽くないと思います。

 

アスコリピチェーノ

前走は桜花賞で2着。

中団から外を回してクラシック2着という結果は純粋に評価できますが、外を通った馬での決着になったためトラックバイアスは働いていた印象です。

とはいえ4コーナーの出口で大きく外に膨らむようなロスもあったため、それが無ければ勝ち馬とはあまり差の無い競馬が出来ているという事は言えます。

展開が向いていたとはいえG1で勝ち負けが出来る走力は決して軽視できません。

 

⑮マスクオールウィン

前走は桜花賞で14着。

G1の壁は高かったという結果ですが、伸びているハズの外を回しても案外な着順だったので、レースレベルを差し置いても低い評価とせざるを得ません。

前々走のフェアリーステークスでは2着でしたが、このレースも外差し競馬に乗じた展開になったため、あまり高い評価は出来ないと思います。

 

 

⑯ジャンタルマンタル

前走は皐月賞で3着。

早めに前を捕えに行った結果最後捕まってしまいましたが、レコードが出るような厳しいペースの中よ粘っていたと思います。

最後は右鞭が入っていたのに内埒にヨレており、流石にバテていた様に見えるので、距離的には前走より今回の方が良いと思います。

 

⑰ユキノロイヤル

前走はNZTで3着。

逃げ粘った格好ですが、内を通った馬での決着になったため展開の利が働いていた印象です。

先行力は有りますが瞬発力勝負が出来るような印象は無いため、枠もそうですが東京コースもベスト条件ではないと思います。

 

⑱アルセナール

前走はクイーンカップで2着。

直線ではテリオスサラとの競り合ったり、サクセスカラー接触があったりとタフな展開になりましたが、そのような影響を感じさせず最後まで伸びてきており、着差以上に目立つ内容でした。

ただ前々走の牝馬限定の新馬戦ではズブさも見せていました。

キャリア的には牝馬限定戦を2回使って牡馬との混合G1に挑戦という状況なので、過去の走りからは信頼しきれるだけの情報が薄いと言わざるを得ません。

 

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